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【モビリティショー】次世代vsネオクラ2輪総括 電動化や水素エンジン、ガソリン車などが混在

東洋経済オンライン / 2023年11月2日 12時0分

ちなみに、国内4メーカー(ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ)では、現在、共同で2輪車など小型モビリティ向け水素エンジンの基礎研究も行っており、2023年5月に「水素小型モビリティ・エンジン技術研究組合(通称HySE、Hydrogen Small mobility & Engine technologyの略)」の設立を発表している。水素を燃料とすることで、CO2を排出せずに従来ある内燃機関を活用できることが水素エンジンのメリット。だが、燃焼が不安定だったり、大型となる燃料搭載スペースを2輪車や小型モビリティでは取りにくいといった課題もある。そこで、メーカー各社が共同で実用化などに関する研究を行っているのだ。

そうした背景のなか、今回のショーでは、ヤマハが125ccスクーター、スズキが中型スクーター「バーグマン400 ABS」をベースとした水素エンジンの研究用モデルも展示。さらに、カワサキも開発中のモーターサイクル用水素エンジン(モックアップ)を披露するなどで、電動バイク以外の次世代モデルに関する可能性もアピールしていた。

電動アシスト自転車&小型モビリティ

今回のショーでは、電動の小型モビリティも数多く展示されたが、とくにスズキでは、2023年7月から導入された「特定小型原付(特定小型原動機付自転車)」に対応する2つのコンセプトモデルを出展したことが注目だった。特定小型原付とは、一定の要件を満たした小型車両に関し、16歳以上であれば運転免許なしで乗ることができる新しい車両区分のこと。都市部などを手軽に移動できる新しい乗り物として期待されており、主に、電動キックボードに対応モデルが多い。

ところが、スズキでは、4輪タイプの特定原付モデルを披露。電動キックボードのような手軽さが魅力の「SUZU-RIDE(スズライド)」と、それに荷台を装備することで荷物の運搬などにも便利な「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」を展示した。いずれも、転倒する危険性もある電動キックボードと比べ、より安定性が高いことで、高い安全性を持つ仕様であることが大きな特徴だ。

ほかにも、スズキでは、4つの車輪が段差などでは脚となることで、足が不自由な人などのスムーズな移動を可能とする「MOQBA(モクバ)」という電動小型モビリティも展示。まるで4本足で歩くロボットのような外観で、それに乗って移動するという新感覚の乗り物に、多くの注目が集まっていた。

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