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「NG記者」鈴木エイトが会見で聞きたかったこと "心のケア"や"補償"が独り歩きしている

東洋経済オンライン / 2023年11月4日 7時0分

「NG記者」が指されたら聞きたかったことは重要なポイントだった

ジャニー氏による性加害の補償総額はいくらになる? 雑誌・テレビ・映画がジャニーズに依存した理由は? タレント帝国を支えた「ジュニア」育成の仕組みとは?

『週刊東洋経済』11月11日号では「解体!ジャニーズ経済圏」を特集。タレント帝国の知られざる金庫の中身、不動産の保有実態、ジュリー氏が税金を払わないで済む離れワザ、新設会社に原盤権を移転する際の問題点についてお届けする。

10月2日のジャニーズ事務所(当時、現スマイルアップ)の記者会見──。私は質疑応答の最初から挙手していた。司会者の松本和也氏と目も合った。周囲の記者は指されたが、なぜか私は最後まで指されなかった。

「法を超えた救済」に触れたジュリー氏の手紙

会見が終わってすぐに「NGリスト」の存在を知り、私の名前が載っていることを確認した。6人のリストを目の当たりにし、「それで指されなかったのか」と思うと、何か虚しい気持ちになった。

被害者の感情を不用意に傷つけないようにと、「これは聞けないよな」「どう聞くべきかな」と思いを巡らし、自分が指された際の言葉遣いに気を配って準備していた。が、すべて無駄に終わった。

「真贋はわからない」と伝えるべき

旧ジャニーズ事務所は10月10日に「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」というリリースを出した。これは一方的な発表にすぎず、「真贋はわからない」と伝えるべきだ。

ところがリリースに書いてあることがすべて事実であるかのように取り上げるワイドショーもあった。これでは事務所側の誘導に乗せられてしまう。一種の危うさを感じる。

このリリースが出る4日前、10月6日のことだ。NGリストに載った6人のうち5人が、「ジャニーズ事務所に真の説明責任を求めるジャーナリスト有志」として東山紀之社長への質問状を公開した。会見のやり直しや白波瀬傑元副社長の会見参加など、5つの質問・要望をしている。回答期限を10日に設定していた。

なお、私はこの公開質問状に、6人のNG記者の中で唯一、名を連ねていない。それは、私は連名ではなく自分のやり方で追及したいとの思いからだった。

逸失利益の補償は必須

もし私が10月2日の会見で指されていたら、藤島ジュリー景子代表取締役が手紙の中で述べた「法を超えた救済」の具体的な中身を聞いていた。

未成年のときに性加害を受けたことでいまだに仕事に就けない、不眠が続いている被害者をどう救済するのか。「心のケア」や「補償」という言葉が独り歩きしている。具体的な中身の説明もなく使われている。

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