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インフルエンザとコロナ「同時流行」起きるワケ なぜ夏にもインフルエンザの流行が続いたのか

東洋経済オンライン / 2023年11月18日 7時50分

日本ではインフルエンザの異常な流行が続いている(写真:Graphs/PIXTA)

日本では前年の流行期から途切れることなくインフルエンザの流行が続き、今期は例年より早い時期に流行が拡大し、注意報レベルまで患者数が増えている。

【一覧表を見る】都道府県別「インフル感染状況」ランキング

このような異常な流行はなぜ起きたのだろうか? また、コロナの流行は再び起きるのだろうか? 臨床現場から予想し、解説する。

なぜ夏にもインフルエンザの流行が続いたのか

インフルエンザウイルスは、地球上を循環している。北半球、南半球とも日本を含む緯度の高い地帯は冬季に、緯度の低い地帯は通年で流行するパターンが一般的だ。夏の間も流行が続いた今年は、もしかすると温暖化によって日本も熱帯地方と同じ通年性の流行パターンになったのだろうか?

私は、2023年の夏の流行は、コロナで数年間インフルエンザ流行が下火となったことが主因と考えている。2009年の新型インフルエンザは5月頃から感染者の増加が始まり、8月に大規模な流行となった。そして、通常であれば感染者が増加するはずの12月には流行が収束した。つまり、免疫のない人がいれば季節に関係なく流行は起き、ウイルスが広く行き渡れば冬を迎えても流行は収束することがわかる。

2020/2021年、2021/2022年の冬期にインフルエンザは流行しなかった。2022/2023年は流行したが、規模は小さかった。つまり、3年間ほどインフルエンザウイルスに触れていない人がたくさんいた、ということだ。そこにウイルスが戻ってきたため、季節外れの流行が続いたのだ。

一方で、夏の間はコロナの流行が続いていたため、ウイルス同士が干渉し、インフルエンザは大きな流行とはならなかった。コロナがいなければ、夏期の流行は、もっと大規模となった可能性がある。そしてコロナの流行が沈静化した秋以降、インフルエンザが本格的に流行し始めた。

現在、日本国内で流行しているインフルエンザは、A香港型が主だ。例年では、インフルエンザの本格的な流行は12月に始まり2月末に終わるので、その期間は3カ月ほどだ。今の流行は10月に拡大しているので、12月末には収束するはずだ。しかしながら、Aソ連型やB型のウイルスに対する免疫もおしなべて低いので、立て続けに次の流行が起きる可能性がある。

A型のインフルエンザには2つある

インフルエンザウイルスについて復習しておくと、A型のインフルエンザにはAソ連型とA香港型がある。Aソ連型のウイルスはウイルスの表面にある2つのタンパク質のヘマグルチニンが1型で、ノイラミニダーゼも1型であり、H1N1と表記される、2009年に新型インフルエンザとして流行したウイルスが、そのまま季節性インフルエンザウイルスとなって流行を繰り返している。比較的症状は軽いことが特徴だ。

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