1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

人気の宇都宮LRT、頻発する「車と衝突」どう防ぐ? 路面電車との共存に不慣れな運転者が多い

東洋経済オンライン / 2023年11月28日 6時30分

8月26日に運行開始した宇都宮のLRT(筆者撮影)

宇都宮市・芳賀町の新しい公共交通機関である宇都宮ライトライン。8月26日に開業して以来、多くの人に注目されている。利用者数は、想定を大幅に上回る数字をたたき出し、開業1年目で1日あたりの平日はおよそ1万2800人と予想していたものが、実際に蓋を開けてみると、1万5000人の利用があった日もあるという。

【写真を見る】宇都宮市と芳賀町に誕生したLRT。運転台や車内はどんなデザイン?

すべてのドアから乗降可能

通勤客の利用定着に加えて、通学利用や保育園、幼稚園の通園など幅広い利用が促進されたことが大きく影響している。このことは地元民自体がライトラインの開業を待ち望んでいたことにほかならない。

筆者も休日に現地を訪れたが、昼間の宇都宮駅東口は、ほぼ満員状態で発車する列車ばかりだ。1本やり過ごし、ようやく座ることができた。動き出すと加速がよく、さすが最新の超低床電車である。あっという間に次の停留場に到着した。

運賃は対キロ区間制。整理券が発行され、現金での支払いも可能だが、ライトラインはICカードの利用を推奨している。ICカードを利用すれば、整理券を取る必要がなく、わざわざ運転士近くのドアを使わなくても、すべてのドアから乗車も降車も可能である。

すべてのドアにはICカードの読み取り端末が設置されており、乗車用は外側に向いて低く、降車用は内側に向いて高い位置に設置されているのだ。この配慮によって、乗車も降車もストレスなくタッチすることができ、実に利用者目線で設置された設備だと感じた。

列車も日中は約12分間隔で運行されているが、遅延した場合に臨時便を増発することもあり、アクティブな運行がされている。宇都宮ライトレールの担当者によると、沿線の学校の生徒の中には、「ライトラインを利用する予定はなかったが、友人が使い始めてあまりにも便利だというので定期を購入したという人もいた」と話す。また、「土日については遠方からわざわざ乗りに来てくださるお客様も多く、計画を大幅に上回る利用者数となっている」とのこと。

9月だけで車両事故が3件

明るい話題がある一方、自動車などとの事故も発生している。まずは9月1日に発生した、清原地区市民センター前停留場付近で発生した事故。現場は並行する敷地内に向かうための道路が軌道内を横切っており、右折して進入しようとした自動車と同停留場を発車した列車が衝突した。

またその4日後の9月5日には、赤信号を見落とした自動車と進行してきた列車が衝突。さらに9月17日にも、軌道すぐ横のゼブラゾーンに停車中の自動車と列車が接触する事故も起きている。9月だけでも車両事故が3件起きている。いずれも、路面電車の動きに不慣れなドライバーが主に引き起こしている事故だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事を最後まで読む

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください