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人気の宇都宮LRT、頻発する「車と衝突」どう防ぐ? 路面電車との共存に不慣れな運転者が多い

東洋経済オンライン / 2023年11月28日 6時30分

ライトラインの軌道ルート(宇都宮駅東口―芳賀・高根沢工業団地間)は、全線が道路上に敷設されており、すべての区間が併用軌道である。自動車などと並走するため、誤って自動車が誤進入してしまう可能性がある。特に開業直後から自動車との事故について、今後はどのような対策をしているのか。

この点について宇都宮ライトレールの担当者に尋ねてみた。担当者によると、「ライトラインと自動車交通が交差する交通信号はほとんどが右直分離であり、交通ルールを守ればライトラインも自動車も安全。しかし車のドライバーからするとなじみのない路面電車との並走となるので、交通マナーの啓発や、軌道と車道との境目を分かりやすくするなどの対策を実施している」とのことだ。

もちろん一般の利用者やドライバーも事故防止に努めなくてはならず、そのためにはLRTの特性をよく理解し、マイカーとLRTの道路上でのすみ分けに注意が必要だ。「電車は急には停まれない」その感覚は、マイカーを運転する人に心がけてもらいたい。

快速運転の実施を検討

ライトラインの好調な利用状況を反映し、今後ダイヤ改正を行う方針だ。ラッシュ時間帯を中心に一部の列車の発車時刻変更、増備、運転区間の延長を実施する。このことについても、宇都宮ライトレールの担当者に聞いてみたところ、現金の運賃収受に時間を要すると想定し、現状は快速運転を行っていないが、路線の設備は追い越しを見越して整備しているので、今後のダイヤ改正にあわせ、快速運転の実施を検討しているとのことだった。

快速運転を行うような大規模なダイヤ改正については少々先のようだが、沿線の利便性がさらに上がることを期待したい。また路線バスとのシームレスな連携も期待される効果の1つだが、昨今のバス運転士不足という問題からも、その効果が限定的になってしまうことが懸念される。いずれにしても、公共交通機関が長く生き残るには、輸送モード同士の輪の連携も大事であり、今後宇都宮ライトラインがそれらを一つひとつ解決していくことが重要だ。

渡部 史絵:鉄道ジャーナリスト

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