1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

リピート率75%「新感覚スーツ」を生んだ発想 ユニクロも嫉妬する元水道会社の"非常識"

東洋経済オンライン / 2023年12月6日 12時40分

オアシスライフスタイルグループを率いる関谷社長。もともと家業の水道事業を継いだが、事業を拡大していく過程でさまざまな衝動に突き動かされ、気がつけばそれが本業に(写真:尾形文繁)

コロナ禍以降、ビジネスシーンでのスーツ離れが進む一方で、伸縮性や軽さなどを追求した「機能性スーツ」の堅調な人気が続いている。そのパイオニアはワークマンでもユニクロでも大手紳士服チェーンでもなく、実は「水道事業会社」なのをご存じだろうか。

【写真で見る】あのホリエモンもWWSのファンで、ついに公式のモデルにも就任した

それが、2018年から「WWS(ワークウェアスーツ)」を展開するオアシスライフスタイルグループだ。累計販売数は22万着を突破し、アパレル業界では異例のリピート購入率を誇る。

WWSを展開する関谷有三社長 は、ほかにもタピオカミルクティー発祥の店として知られる「春水堂」 を日本に紹介した、タピオカブームの火付け役でもある。水道屋がなぜスーツ? なぜタピオカ?……異分野で次々ヒットを仕掛ける関谷社長を突き動かすものとは何なのか。

クラウドファンディングで1200%の資金を獲得

オアシスが展開するスーツブランド「WWS」の新商品「WWS Health+(ヘルスプラス)」。特許技術のミネラル結晶体「IFMC.(イフミック)」を生地に採用し、温泉に浸かっているのと同様の血行促進効果が期待できる、リカバリー機能を備えたスーツだ。

着るだけで疲れを軽減する効果をうたった「リカバリーウェア」は、アパレル、下着、スポーツなどあらゆる分野の企業が続々と参入する成長市場だ。ルームウェアやパジャマなど、休息や睡眠時に着用する商品が一般的だが、仕事で着用する「スーツ」にフォーカスした商品はまだ例が少ない。

「休息時の疲労回復ではなく、そもそも仕事で疲れなければ休息もいらないんじゃない? という逆転の発想から『ワークリカバリー』というコンセプトを打ち出しました」と関谷社長。

10月17日にクラウドファンディングサイト「Makuake」でファンディングを開始したところ、目標額50万円に対して、12月4日時点で620万円の応援資金を獲得している。「予想外、と言いたいところですが、ここまでの反響はある程度予想できていました。というのも、WWSには根強いファンが多いんです」(関谷社長)。

実際、同社によると、WWSのリピート購入率は75%。しかもリピーターのほとんどが7回以上購入するという。アパレル業界では35%前後のリピート率が一般的といわれる中、 WWSの突出ぶりは際立っている。

発端は作業着の社内プロジェクト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください