引きこもりの30代彼が婚活を経て成婚できた要因 申し込みは150人、お見合いまで進んだのは10人
東洋経済オンライン / 2023年12月7日 12時0分
そんな失意のどん底から出発した婚活だったのだが、結婚相談所サイトに登録してからのよういちの奮闘ぶりは、目覚ましかった。
筆者は、複数の相談所協会に属しているので、各サイトによういちを登録すると、彼は合計で150件のお見合い申し込みをかけた。そのうち成立したのは10件。お見合い後は数名と交際に入り、のちに2人に絞り込み、最終的にみずえ(38歳、仮名)と真剣交際に入り、成婚を決めた。
みずえは交際に入った女性のなかで、唯一年上だった。
上手な舵取りが2人の距離を縮めた
男性は、結婚する女性に若さを求める傾向にある。ことに、40代後半以上になると、できるだけ若い女性との結婚を望む。なかでも初婚者は子どもを授かりたいと思っているので、50代、60代になると、親子ほど年齢の離れた女性にお見合いを申し込んでいる。
当然のことながら受けてもらえるケースは、ほとんどない。
結婚相談所では、よういちのように男性が年上女性を選ぶのは、珍しいケースだ。ただ男性が若ければ、年上女性を選んでも出産の可能性は十分にあるし、恋愛経験のない(少ない)男性は、舵取りを女性に任せられるので、交際がスムーズに進む。
よういちがみずえを選んだのも、「一緒にいて自分が自然体でいられる」という理由からだった。
恋愛初心者のよういちにとって、デートは終始緊張の連続。そんななかでみずえは年上の余裕からか、上手に彼の緊張をほぐし、気持ちを掴んでいったようだ。
ある日のこと。1日のデートを終えて夕方に別れた。その日のデートは、よういちの地元の近くだったという。別れたあとに彼は夕食の惣菜をコンビニで調達して、1人暮らしの部屋に帰ろうとしていた。
そのとき、携帯が鳴った。みずえからだった。「まだ時間が早いし、もう少し一緒にいたいな」。
彼にとっては、飛び上がりたいくらいうれしい電話だった。そして、コンビニで夕食を調達したことを告げて、「それを僕の部屋で食べない?」と誘ってみた。みずえが初めてよういちの部屋を訪れたその日を境に、2人の距離が急速に縮まったのは、言うまでもない。
彼女の誕生日にプロポーズ
真剣交際に入って1カ月が経った頃、よういちからこんな相談の電話が来た。「みずえさんが38歳になる誕生日に、プロポーズをしようと思います」。
そこからは、筆者とどんなプロポーズをしたら喜んでもらえるのか、いろいろと話し合った。恥ずかしがり屋のよういちは、「2人だけの空間でプロポーズをしたい」と言う。
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