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カルビー、ポテトチップス「食感だけで10種」の裏側 北海道で見た、独自開発品種「ぽろしり」も凄かった

東洋経済オンライン / 2023年12月9日 7時50分

カットの方法によっても食感がかなり違うポテトチップス。そのこだわりの現在を追いました。写真左から「ギザギザ」「ポテトチップス」「ポテトデラックス」(写真:筆者撮影)

ポテトチップスのバリエーション拡大が止まらない。スナックコーナーの陳列棚をちょっと観察してみれば、ひと昔前と様変わりしていることに驚く。

【図で発見!】実はこんなにも種類があるポテトチップスの「食感バリエーション」(現在販売していない商品も含む)

カルビー、湖池屋などの大手はもちろんのこと、コンビニやスーパーのプライベートブランドも増え、地域限定商品まで含めれば途方もない数だ。ジャガイモを薄く切ったスライスタイプだけを見てみても、フレーバー、厚さ、形、産地に品種。消費者からすると違いがよく判別できないほどの百花繚乱状態になっている。

事実、ポテトチップスはただ種類が増えているだけではなく、市場自体も拡大している。2022年のポテトチップス(スライスタイプ)の出荷実績は、9万2850トン、1132億円。この10年間でそれぞれ112%、122%増と成長し続けているのだ(日本スナック・シリアルフーズ協会調べ)。

たかがポテトチップス、されどポテトチップス。フレーバーの多様化にばかりついつい目が行きがちだが、やはりポテトチップスは原料であるジャガイモこそが命。この部分の最新事情を調べに、まずはカルビー本社に向かった。

味付け以前のこだわりはどこにある?

ジャガイモは、ほぼ水とでんぷんだけでできている。それをスライスして揚げてしまったら、フレーバー以外で差をつけるのは難しいはずだ。

厚さや形の違いは、いったいどれだけ消費者にとっての“価値”に結びついているのだろう。メーカー都合で、ただ目先を変えているだけだったりはしないのだろうか、という疑念すら持ってしまう。

対応してくれたのは、ポテトチップスチームブランドマネジャーの井上真里さん。井上さんの担当商品は、超定番「ポテトチップス」と「ア・ラ・ポテト」などだ。

「カルビーでは、2019年に食感バリエーションを打ち出しました。食のシーンが多様化するなかで、ポテトチップスに対するお客様のニーズも細分化して広がってきたからです」(井上さん)

カルビーではポテトチップスだけでも約10種類の形状があり、それぞれの食感について公開している。

「平らにスライスしたフラットカットは、口に入れた瞬間に味を感じられてあと切れがよいのが特徴です。厚さは厚いほうが芋の味をより感じられます。また、かみしめる回数が多くなりますから、食べたという満足感も高まります。さらに断面がギザギザのV字カットでは、くぼみに味が残るために、最後までしっかり味を感じられるようになっています。定性調査でも、お客様が気分で商品を買い分けていらっしゃる傾向があることがわかっています」(井上さん)

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