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認知症?親の家電操作に不安「しっかりして」はNG 「これは年相応なのかな、それとも…… ? 」

東洋経済オンライン / 2023年12月30日 19時0分

【認知症の人の心の中】

「予定があると言っていたけど、何だったかしら……。不安だから確認しておこう」

できないことをできると言い張る

加齢とともに、家電製品の使い方を覚えるのが難しくなることがあります。

目的のために段取りを立てて行動を起こす能力である「遂行機能」が衰えるためです。

認知症になるとさらにその傾向は顕著になります。少しでも長く今まで通りの生活を保つには、小さなひと工夫が大切。

例えば、家電製品の使わないボタンの上にはガムテープを貼るなどして隠します。

よく使うボタンを目立たせたり、ボタンが複数ある場合には、ボタンの横に①→②など順番を示すシールを貼っておいたりするとよいでしょう。

家族が「できない」と決めつけず、見守る姿勢も大切です。

【認知症の人の心の中】

「ボタンがたくさんあって覚えられないけど、できないところを見られたくない!」

「疑い」のまとめ

疑いの段階で重要なのは、不安を取り除いて安心してもらうこと。

記憶があいまいになることで本人は不安を感じていますので、それをあおるような言い方(認知症なんじゃないの?など)には気をつけましょう。

家族に余裕がなくなってしまうときもあるかもしれませんが、話をさえぎったり、反論・批判したりせず、共感を大切にすることの重要性も覚えておいてくださいね。

佐藤 眞一:大阪大学名誉教授

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