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50代で「若々しい人」と「いきなり老ける人」の差 仕事繋がりの同じ人とばかり話していませんか

東洋経済オンライン / 2023年12月30日 8時0分

ところが現役時代に、周囲の意見に合わせる習慣が身についてしまうと、定年を迎えても何となく周りの評判とか序列にこだわってしまいます。「この人はみんなの評判もいいしリーダー役だから付き合ったほうが得だろう」といったような感覚です。

反対に周囲があまり関わろうとしない人、ちょっと個性の強い人やクセのある人は避けてしまいます。「たぶん、いままでにいろいろあったんだろうな」と想像するからです。

でもその人を「面白そうだな」とか「個性的だな」と感じたらつき合ってみればいいし、話が合って「一緒にやってみるか」となったらやってみればいいのです。そういう自分にとって刺激的な人や意欲を掻き立ててくれるような人こそ、どんどん新しい世界を拓いてくれる可能性があるからです。

50代はまだまだ身体の老化が進む年齢ではありません。少なくとも筋力や運動機能といった日常生活に欠かせない体力は変わらず維持しています(筋肉の量そのものでいえば、50代は20代に比べて10%の低下にすぎません)。

ハードワークが続けば「齢かな」とか「疲れやすくなったな」と感じることは増えてきますが、現役のビジネスパーソンであるかぎり、毎日の通勤や帰宅、仕事中の歩行距離だって筋力維持には十分な運動量になるからです。

それもそのはずで、車の移動が多い地方の勤め人に比べて都会(首都圏)の勤め人は自宅から最寄り駅、通勤の乗り換え、ターミナル駅での歩行とかなりの距離を毎日歩きます。しかも通勤ラッシュの時間帯はみんな急ぎ足ですから、周囲に合わせて歩けば結構な運動量になります。

リモートワークばかりが問題なワケ

定年を迎えていちばん変わる生活は通勤がなくなることでしょう。週に5日、毎日厭でも30分からときには1時間ほど早足で歩いていた習慣がなくなります。自宅にいればほとんどが座っていますが、職場にいれば社内を動き回ったり外出したりします。昼休みも含めてなんだかんだと歩き回っているのです。

それが全部なくなったら運動量は激減します。たまの外出や休日の遠出ぐらいではとても追いつかないのです。しかも60代後半から70代ともなると、使わない筋肉はどんどん失われていきます。気がついたときには少しの歩行で息が上がったり、歩いても足元がフラフラするようになります。

加えていま、コロナの影響もあって在宅でのリモートワークが増えています。現場の仕事や販売・接客のような仕事は別として、事務系の仕事は出社を必ずしも義務付けられてはいません。やってみればそれで仕事は回るとわかってきましたから、束縛や社内の付き合いを嫌う若手社員には歓迎されていますが、50代は必ずしも喜べません。

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