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「1浪でミス東大」グラビア挑戦した彼女の原点 全力で挑戦を続ける、神谷明采さんに話を聞く

東洋経済オンライン / 2023年12月31日 10時0分

神谷さんは中学入学後に、新体操部に入ります。1個上の先輩が関東大会に出る強豪の部活で、「週6で部活に打ち込んでいた」と語るように、活発な中学時代を過ごした彼女。ですが、運動に打ち込むあまり、勉強に関しては優先順位が低くなっていたようです。

塾の授業で愕然とした

「1学年が160人だったのですが、成績は下から4分の1くらいでした。学校に行って部活まで寝て、部活が終わって家に帰ったらすぐに寝るか、週3回あるバレエに行っていましたね。だから定期試験では何度も100点満点で30点を取ってしまって、再試を受けていました(笑)。ひたすら部活・部活・部活!の毎日でした」

中学時代は文字通り部活一色の生活。そんな神谷さんが進路を意識し出したのは、中学が終わり、高校に上がる直前の春だったようです。

中学最後の春休みに、中学受験で通っていた早稲田アカデミーの講習に行ってみた彼女は、自分があまりにも勉強ができなくなっていることに愕然としたそうです。

「小学生のときに一緒に勉強していた同級生がいたのですが、その子たちが答えられる問題を、私は何も答えられなかったんです。3年前は自分のほうが成績がよかったのですが、今ではその子たちに大きな差をつけられている現実に直面しました。それが悔しくて、高校1年生に上がってすぐに週1回、塾に通って基礎から勉強をやり直そうと思ったんです」

とはいえ、部活が生活の中心で、勉強時間をたくさん確保することは不可能です。そこで神谷さんは、1年間1つの科目に集中して勉強することで、成績を伸ばすことを意識しました。

「高校1年生のときは英語に力を入れようと思って、とにかく英文法の基礎から徹底的に勉強しました。最初は模試の偏差値も40でしたが、半年くらいしたら成績が上がり始めて、1年で偏差値は70になっていました。

同じように、高校2年生になってから数学に注力したら、英語は少し落ちたのですが、今度は数学の偏差値を40から70にすることができました」

全部を中途半端にやるよりも、時間がかかる科目を基礎まで遡ってつぶす戦略をとった神谷さん。そのモチベーションが続いたのも、ちょうどこの時期に東大に行くという目標ができたことが大きいそうです。

「高1の秋に、仲がいい友達に誘われて東大の学祭に行く機会があり、そこで初めて東大の学生と接したのですが、みんなおしゃれでキラキラしていると思ったんです。

学生と話していると頭がいいなって驚く部分もたくさんありましたが、それ以上に『東大って、意外と普通なんだ!』って思えたんです。それで、『目指すなら1番がいいっしょ!』ってことで目指しました。ノリでした(笑)」

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