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共通テスト「点数高かった人」こそ"要注意"の背景 いい点だった人が「危ない」と言われる理由とは

東洋経済オンライン / 2024年1月16日 12時0分

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いかがでしたか? 漫画の中でもあったとおり、「共通テストでいい点数が取れた」と考えている受験生ほど、スイッチが一度切れてしまい、腑抜けてしまうことがあるのです。

逆に、共通テストでいい点数が取れなかったと考えている人のほうが、「ここから挽回しなければならない」と考えて、本気で勉強して、そこから逆転合格をする場合があります。

例えば東大を例に挙げてお話しすると、たしかに東大合格者の共通テストの平均点はとても高く、900点満点中800点を超えています。しかし、実際は600点台から東大に合格する人も少なくなく、逆転は十分に可能です。

去年われわれが教えていた生徒の中にもそういう受験生がいました。その受験生は、共通テストでのギャップを埋めるために本気で勉強し、共通テスト直後でも油断なく勉強していました。

逆に、共通テストの点数が高いと、つい気が緩んでしまい、「ギャップを埋めないと」と思って頑張っている受験生より勉強時間が減ってしまうことがあるのです。

受験情報を見ていたら時間がすぎてしまう

よりこの状況を加速させてしまう原因として、今の時期というのは情報が多いことが挙げられます。例えば、「あの予備校では共通テストの平均点を〇〇点と換算している」とか「こっちの予備校では今年の〇〇大学の足切りは○点だと予想を発表した」とか、そういう受験情報が一気に錯綜します。

受験生の中には、そういう情報を見ていたら1日が終わってしまって、勉強できる貴重な1日を逃してしまった、と話す人もいます。特に点数が高い人ほど、「自分の点数はどれくらいよかったのか」の再確認をしたくなって、時間を無駄にしてしまうものです。

確かに情報収集は大事ですし、どの大学を選ぶかの最後の選択の機会ですが、結局どの大学を選ぼうが、勉強しなければならないことには変わりありませんよね。

これは受験に限らない話ですが、油断しているときがいちばん危険です。「いけるかも」と思っても、足を止めず、前に進まないといけません。

重要なのは、とにかく気を緩めないことです。マラソンと同じで、一度立ち止まってしまうと、もう一度走り出そうとするときにスイッチがなかなか切り替わらず、そのまま棄権してしまうこともあるのです。

そしてもし、気が緩んでしまった場合には、漫画でもあったとおり、とにかくぶっ続けで努力することをオススメします。スイッチを入れ直すために、自分を極限まで追い込んでみる。どうせ最後なのですから、いけるところまでいってみるのです。ぜひ、参考にしてみてください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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