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40代で「資産35億」築いた男の脅威の"ドケチ時代" 節約と副業で、13年で5000万の貯蓄を達成した

東洋経済オンライン / 2024年1月21日 12時0分

だが、そのスタートアップはうまくいき、数千万円の投資額が10億円近くにもなった。そこで弾みのついたマサニーさんは、スタートアップ投資に興味を持ち、他にも投資してみることに。

「5年以上スタートアップ投資をやっているんですけども、物事をロジカルに考えるのも不得意なので、何か嗅覚というか勘みたいなので投資をしています。もちろん全部成功したわけではなく、10社投資したとしたら8社くらいは紙屑になり、たまたま2社うまくいくくらいの割合です」

スタートアップ投資で、資産5000万円から資産40億へ。絵に描いたようなサクセスストーリーだ。その後、所得税と住民税を支払っても、35億円くらいが手元に残った。しかし、マサニーさんは「まったく再現性がないし、おすすめもしない」と強く念押しする。

「本当に運です。運要素が99%くらい。今同じ状況になっても投資はできないですね……。インデックス投資とか、もっとリスクを取らない方法でお金を貯めていると思います。僕は当時、本当に精神的に病んでいたんです」

これだけの億万長者になるのは運だと言うが、マサニーさんは資産1億円なら一般のサラリーマンでも目指せる金額だと考えているそうだ。

「天才的なトレーダーにならなくても、誰でもネット証券から積み立てできるようなインデックス投資をして、節約して支出を抑えつつ、働いて収入を増やして可能であれば副業もして入金力を上げ、さらに積み立てていく。

これを20代から続ければ、50代60代までには1億まで資産形成できる可能性が誰にでもあると思います」

現在の家計簿 収入、支出 使い切るための家計簿

資産を築いたマサニーさんは仕事を辞め、現在は給料での収入はゼロ。今は「資産36億円を死ぬまでに使い切ること」を目標に、生活費は月に500万以上を使うようにしているという。仮に100歳まで生きるとするならば、そのくらいのペースで使う必要があるとのことだ。

「家計簿アプリのマネーフォワードで管理しています。資産形成に取り組んでいたころは、貯めるために家計簿をつけていますが、今は計画的に使い切るために家計簿を活用しています」

マサニーさんの家計簿
家賃 数10万円
食費 100~200万円
水道光熱費 1万円
娯楽費 ~300万
通信費(スマホ代含む) 8000円
交通費(タクシー代含む)10万~20万
雑費 10万円

節約家御用達の家計簿アプリ・マネーフォワードの登場である。

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