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お手入れや鑑賞も至福の時間「木軸ペン」の奥深さ 木軸の経年変化をじっくり楽しむ至福の時間

東洋経済オンライン / 2024年1月28日 11時40分

お手入れタイムは、木軸ペンとじっくり向き合える至福のひととき(出所:『しーさーの木軸ペン図鑑』)

小学生から大人まで人気の木軸(きじく/もくじく)ペン。筆記具として使うのはもちろん、お手入れや鑑賞の時間を楽しみながら、自分だけの1本を育てていく人が多いのだとか。

文房具YouTuber・しーさーさんの著書『しーさーの木軸ペン図鑑』から、木軸ペンの奥深い楽しみ方をお伝えします。

(※外部配信先では写真をすべて見られない場合があります。その際は東洋経済オンライン内で御覧ください)

磨く頻度はお好みで、オイルはたまにでOK

木軸ペンのお手入れは、とても簡単。普段は乾いた布で拭くだけで十分だと思います。使った後にクロスで拭くと汚れ防止にもなるし、少しずつ木が磨かれて手なじみがよくなります。

【写真で見る】しーさーさんのお手入れ道具はこれ!

毎回やらなくてもいいですが、汚れやベタつきが気になるときもクロスでから拭きを。から拭きするだけでもきれいになるし、磨くうちに光沢が出てきます。

しっかりお手入れしたいときは、オイルを使います。オイルをつけると木に油分が浸透して黒くなり、味わい深い風合いに変化していきます。目安は月1回くらい、または、木が乾いてきたと思うタイミングでもいいと思います。

お手入れ道具

クロスはセーム革を愛用。研磨剤入りのもので磨くと木軸がピカピカ光りすぎてしまうので、研磨剤不使用のクロスがおすすめ。

オイルは、ペンに付属している場合もあるが、基本的にはどんなものでも大丈夫。ハンドクリームでも代用できる。写真は野原工芸のクルミのオイル(左)、クラフトエーのメンテナンスオイル(右)。

普段のお手入れ:から拭き

折りたたんだセーム革を木軸に当て、軽く滑らせながら全体を磨く(力を入れすぎないように注意)。

特別なお手入れ:オイルをつけて磨く

*樹種や仕様により、オイル磨きを推奨していない製品もあります。オイルを使う前に確認してください。

1:ティッシュにオイルを1滴たらし、木軸を磨く。

2:木軸部分が浮くように、ペンを置いて乾かす。

3:約30分後、新しいティッシュで余分な油をとり除く。

4:完了!

「集める・愛でる」1本ずつ違うから楽しい

置いて眺めて、手にとってさわって、「なんて美しいんだろう」と、木軸ペンに魅了され続けています。芸術的な杢目、ペンの軸に自然のアートが表現される美しさ、金具との相性、バランス、機能面など、同じ樹種でも1本ずつ違うところが奥深くて楽しい。瘤杢、縮杢など、木にはさまざまな杢があることも知りました。

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