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半減も続出「2050年人口減少率」関東市区町村350 3つの自治体は2020年から2割以上の人口増に

東洋経済オンライン / 2024年2月11日 7時10分

関東市区町村「2050年人口減少率」

日本の人口は今後どのような推移をたどるのか。本稿では関東1都6県の355市区町村を対象に、2050年の推計人口の“減少率”が2020年時に比べて大きい順にランキングを作成した(出所:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」2023年12月22日発表)。

【ランキングをすべて見る】関東市区町村「2050年人口減少率」

→“減少数”でランキングした『11万人減も「2050年人口減少数」関東市区町村350』はこちら。

2020年から15年で人口半減の村も

首位は群馬県南牧村で2020年の総人口を100とした2050年の指数は25.2と4分の1になることが見込まれている。2035年時点でランキングした先日配信の「首位は半減『2035年人口減少率』関東市区町村350」において、南牧村の指数は51.4だった。2020年から15年で半減、さらに15年で4分の1になる。

上位は小規模な町村が多く、21の自治体が半減以下になることが予想されている。2020年時点での人口が10万人超えの自治体では、群馬県桐生市(51位)の指数は56.2と半減近くになることが見込まれている。自動車関連部品やパチンコ台製造など、機械金属産業が基幹産業で、農業では養豚が盛ん。東洋経済が発表している「都市データパック2023年版」の住みよさランキングでは総合644位となっている。

→住みよさランキングの算出基準などの詳細は最終ページ

ランキング下位(人口の“増加率”が大きい)に目を向けると、都心3区である東京都中央区の指数が124.7(355位/最下位)、東京都港区が同120.0(353位)、東京都千代田区が同119.7(352位)となった。

東京都内で、23区以外で増加率が大きいのは稲城市で、指数は108.6(336位)。京王相模原線、JR南武線が通り、市外の小田急多摩線の駅も利用可能。交通利便性がよいことから、住宅都市として人口増加が続く見通しだ。住みよさランキングでは総合131位となっている。

まずは1~48位

次は51~100位

次は101~150位

次は151~200位

次は201~250位

次は251~300位

最後に301~355位

「住みよさランキング2023」算出指標  
■ランキングの対象
2023年6月時点で、全国にある市と特別区(東京23区)が対象。特別区のうち、千代田区、中央区、港区の3区は対象から除外しており、812市区を対象としている。
■算出指標
「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」の4つの視点から、20のデータを用いて算出。
■算出方法
各指標について、平均値を50とする偏差値を算出。すべての指標の偏差値を平均したものを「総合評価」としている。偏差値は、特異数値による過度の影響を避けるため、各指標の最高を70、最低を30に調整しており、末尾に※を付した指標は、小→大の順に算出。また、財政力指数、人口当たり法人市民税は特別区を除外して算出している。

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