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「会議が煮詰まる」は良いこと?それとも悪いこと? ビジネスマンなら知っておきたい正しい日本語

東洋経済オンライン / 2024年2月11日 11時0分

さて、ここでは実際にいくつか、ビジネスシーンで間違えている人が多く見受けられる「言い間違い」をご紹介していきます。あなたは、これらの日本語を、はたして正しく使うことができているでしょうか。

語感が似ているため「行き詰まる」と混同される方が多いのかもしれませんが、意味合いはまるで違います。

「煮詰まる」は、いわばおいしくコトコト「煮詰めた」シチューのようなもの。「3日も煮詰めて、最高の味に!」「ようやく煮詰まったから、さあ食べよう!」となるわけですね。

最近では、さすがに圧力鍋の出番が多くなっているようですが、じっくり煮詰めた鍋を前に「そろそろかな?」といった風情は大切にしたいものです。

間違って使われやすい「敷居が高い」

「一見さんお断り」という表現にも似た、どこか高級なイメージを持たれる方が多いのかもしれません。しかし、この言葉は相手に対して「不義理」があるという点がポイントです。たとえば借金があったり、長いこと会っていなかったりすると、「どうも、あの家は敷居が高くてねぇ」ということになります。

そもそも「敷居」とは、家や部屋に入るための出入り口となる開口部の下にある横木のこと。この「敷居」が相手との境目になっているのでしょう。

ところが、最近では気軽に他人の家に行くことも少なくなり、この「敷居」という言葉自体が廃れつつあるように感じます。「こんなやつに、二度とうちの敷居はまたがせない!」といった台詞もすっかり聞かなくなりましたが、個人的には、できれば残したい日本語の1つです。

そういえば、学生たちが「この前◯◯の誘い断ったから、フォローしてもブロックされるかもな~」とSNS の話をしていましたが、まさに現代の「敷居が高い」話なのかもしれません。

勘ちがいしている人の多い「触り」

「曲の触り」「触りの一節」などというと、冒頭部分のことだと勘違いする方もいますが、正しくは一番よいところ、という意味合いです。

今ではすっかりサブスクの時代となりまして、昔の曲のように、イントロやAメロを経ての「触り(=サビ)」というスタイルが通用しなくなっていますね。イントロがどんどん短くなり、そもそも「触り」から始まる曲もあるほど。学生とカラオケに行って昔の名曲を歌っても「触り」以外は「何を歌っているのかわかりません」と言われる始末です。

ふとした言葉遣いに滲み出る「大人の教養」

最近、本を読む人が減っています。

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