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新卒でないと入りにくいが、勤続年数は長い91社 トップの企業は新卒採用占有率が97.8%に

東洋経済オンライン / 2024年2月12日 7時20分

ランキング対象企業のうち新卒採用人数が最も多かったのは、52位スズキ(新卒採用占有率85.5%、以下同)で734人。続いて72位大和ハウス工業(82.5%)の684人だった。

また、平均勤続年数が長かったのは、41位めぶきフィナンシャルグループ(87.6%)で25.0年、9位宝ホールディングスが23.8年と続いた。最後に平均年収は、28位伊藤忠商事(91.2%)の1730万円、41位めぶきフィナンシャルグループの1234.5万円などが高かった。

全体の新卒採用占有率は55.7%だった(対象は新卒・中途採用人数いずれかが1人以上の1067社、以下同)。同占有率は、『CSR企業白書』2022年版62.7%(1000社)、同2023年版60.6%(1015社)と低下傾向だ。

しかし、『CSR企業総覧』に掲載されている大手企業の採用は依然として新卒が中心だ。業種別に見ても、電気・ガス業83.7%(13社)、銀行業77.3%(30社)など、新卒採用を重視する業種は多い。

ただ、これらの企業が旧態依然とした雇用制度を敷いているというわけではない。とくにランキング上位には、人事制度の再構築や兼業・副業制度・社内FA制度などの導入、育児支援や在宅勤務など柔軟な働き方を後押しする制度の整備に取り組む企業も多い。勤続年数の長さからも良好な労働環境であると評価することもできる。

山谷 明良:東洋経済データ事業局

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