1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「東大受かってほしい」綺麗事じゃない先生の本音 「志願者数増えるから合格してほしい」はあり?

東洋経済オンライン / 2024年2月13日 12時0分

さて、みなさんはこの話を聞いて、どのように感じたでしょうか? 担任の先生のアドバイスは、生々しくて、受験生に無駄なプレッシャーを与える可能性もある危険なものです。でも、受験生は実際にその言葉で一念発起することができました。

みなさんは、このアドバイスを「あり」だと思いますか?「なし」だと思いますか?

僕の考えを述べる前に、『ドラゴン桜』にも似たようなシーンがあるので、ご覧ください。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いかがでしょうか?

緊張している受験生にとって、プレッシャーを与えることは悪手です。ですから先ほどの「俺がボーナスをもらえるからお前は頑張れ」というのはよくない言葉だと言えます。

でも、「学校と俺のために頑張ってほしい」という本音は、相手を大人だと認めている言葉だと思います。

「自分のためだけに頑張ってくれ!俺たちのことは考えなくてよいから!」というのは、子供に対して配慮した態度だと思いますが、「子供扱い」した言葉だと思います。本気でぶつかっているというよりは、オブラートに包んで相手に接しています。

相手を子供扱いしない、先生の本音

それに対して、先ほどの「先生の本音」は、相手のことを大人だと思っているコミュニケーションです。

また、「自分のためだけに頑張れ」と伝えるとして、それは嘘になってしまう可能性だってありますよね。本当は学校や先生のボーナスがかかっているにもかかわらず「俺はお前のためだけに助けているんだ」というのは、嘘を含んでいます。

そして、子供は意外と大人の嘘に敏感です。その嘘をわかったうえで接していることもあります。そんな中で、嘘をつかずに真っ直ぐ本音を伝えた先生の言葉が、その受験生には刺さったのではないでしょうか。

この時期、受験生との接し方を悩む人は多いと思います。でも、どんな結果になったにせよ、受験は受験生のことを大人にしてくれるキッカケです。ですから、相手を大人だと思ってあえてコミュニケーションを取るのもアリかもしれませんね。

受験勉強や、子供への教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください