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レオス藤野英人が語る"大化けする企業の共通点" 「中小型株が日本市場を引っ張る時代が来る」

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 7時20分

つねに事業の切り口を見いだして、競争優位を作っているかが重要だ。

例えば経営者と対話するとき私が指摘したことに、次に会ったときも対処していない経営者がいる一方、3日後くらいに会うとすでに対処している経営者がいる。

そのように次回会うまでの「変化率」がある経営者が、企業を成長させる。投資家も現状の「よい会社」より、これから「よくなる会社」へ投資することが大事だ。

今後5年ほど経てばそうした経営者が活躍して、日本も変わってくるだろう。将棋界の藤井聡太さんや野球界の大谷翔平さんのような人が、経営者の世界にも出てくる。今の日本株市場は大型株が牽引しているが、そうした有望な経営者がいる中小型株が引っ張る時代が来るだろう。

──有望な企業を探す際、経営者以外の注目点はありますか。

社会情勢の中で強い追い風を受けそうな企業を探すことだ。

例えば九州では台湾のTSMCが進出するなど半導体産業が盛り上がっている。そこで工場が新設されれば、新たな電力需要が見込まれる。その際に電力設備の建設を一手に担うのが(投資先の1つである)九電工であり、同社に人手が足りなければ同業の四電工にも仕事が回っていくだろう。

こうしたマクロ環境の変化から、個々の企業のTAMの大きさを予測できるはずだ。

(聞き手:高橋 玲央)

高橋 玲央:東洋経済 記者

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