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早稲田でも発覚「出題ミス」直面した時の対処法 難問・奇問にぶつかったときにどう判断するか

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 15時0分

そのため今回は、受験生の中でも「その過程を辿った後の結果として、問題の不備の影響で答えが出なかったとしても、そこまでで点を取とうとしていた人」が評価されるということだと考えられます。

このような対応があったことを鑑みると、「方針だけでもきちんと考えを記述しておくこと」はとても重要なことです。参考にしてみてもらえればと思います。

そしてそのうえで、もう1つ大切なポイントは、もしわからない問題や、「出題ミスではないか」と思うような問題があった場合には、すぐに違う問題を解こうと判断を変えることだと思います。極端な話ですが、もしできない問題・わからない問題があったときは、いったんスルーしていいのです。

もちろん、「なんだかこの問題、答えが出ないな」「この問題が解けないのって、何か自分が見落としているポイントがあるからなのかな」と考えるのは大切なことです。その結果として何かしらの自分のミスに気づくことができることも多いです。

しかし、だからといって、1問に時間を使いすぎることはよくないことだといえます。まだ解いていない問題があるうちは、「いったん次の問題を解いてから、戻ってこよう」と判断するのも重要な考え方です。

やってはいけないのは、熱くなりすぎて、「解けないはずがない! どこで間違っているんだろうか!?」とパニックに近い状態になってしまうことです。

おすすめなのは、1問にかける時間・タイムリミットを決めておくことです。

「数学のこの問題は、20分以内に終わらせて、20分以上かかる場合は、次の問題を解いてから考えるようにしよう」「15分をメドに、次の問題にいくようにしよう」と、試験全体を俯瞰して時間制限を設けておくのです。

問題にかける時間を事前に決める

これは、試験時間中に決めてもいいですが、もし過去問を何度も解いている受験生であれば、過去問を解いている中でも考えることができるかもしれません。

例えば過去問を解きながら、「この大問は、基本的には10分で終わらせることを目標にして、12分以上かかってしまう場合はいったん次の問題を解こう」と事前に考えておくのです。そうすると、受験本番でも、1問に時間をかけすぎてしまうことがなくなります。

さて、いろいろな対応策についてお話ししてきましたが、いちばん重要なことは、「焦らないこと」です。

次の問題を見る心の余裕を持つ

問題が解けなくても、「どうしよう! 解けない!」と考えるのではなく、深呼吸をして、「もしかしたら出題ミスかもしれないな」と考えて、次の問題を見る心の余裕を持ちましょう。

もちろん試験の緊張状態の中でそうした行為をするのはとても難しいことかもしれませんが、しかしその余裕がある人こそが、合格を掴み取ることができるのだと思います。ぜひ頑張ってください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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