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マツダ「ロードスター」2.0Lモデル発表の真相 市販予定はあるのか、なぜ1.5Lじゃないのか?

東洋経済オンライン / 2024年2月20日 12時10分

MAZDA SPIRIT RACINGブランドの第1弾コンセプトカーとして展示された「MAZDA SPIRIT RACING RS concept」と、第2弾コンセプトカーとして展示された「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept」。両モデルともに従来モデルに対してサーキットではより意のままに操れるとともに、日常では上質な乗り味の実現を目指したコンセプトカーとなっている(写真:MAZDA)

最良のロードスターは1.5Lモデル――。

【写真で見る】東京オートサロン2024で見たマツダのロードスター。2.0Lモデル発表の真相

そう言い続けてきたマツダが、なぜ東京オートサロンの会場で2.0Lのソフトトップモデルをお披露目したのか?

1月12日から14日まで、幕張メッセを会場に開催された東京オートサロン2024。ひと昔前までは改造車の祭典というアンダーグラウンドなイメージのあったオートサロンも、今では自動車メーカーも多く参加する一大モーターショーとなっている。

そんな今年のオートサロンには、トヨタの改良型「GRヤリス」やホンダの「シビックRS」など、事前情報にはなかったサプライズなモデルの発表も話題を集めたが、その中でもひと際話題を集めたのがマツダブースでお披露目された「MAZDA SPIRIT RACING RS concept」と名付けられた1台の「ロードスター」だろう。

MAZDA SPIRIT RACINGブランド第1弾モデル

街中からサーキットまで楽しく走れるクルマを目指して開発中のMAZDA SPIRIT RACINGブランドが手掛けるスペシャルモデルの第1弾コンセプトカーとアナウンスされたこのモデルは、一目でわかる低い車高とエアロパーツ、そして純正よりワンサイズ太いタイヤと軽量ホイールを装着したチューニングモデルで、スーパー耐久に参戦することで培った知見を投入していると言われている。

また、インテリアもフルバケットシートや4点式シートベルトなどが備わり、ダッシュボードやセンターコンソールにはアルカンターラ調の表皮が貼り込まれるなど、質感も大きく向上しているのも特徴だ。

そして、なにより通常モデルと大きく異なるのが、フロントフード下に搭載されるエンジンで、日本国内向けのソフトトップモデルにはラインナップされていない、1997ccの排気量を持つものが搭載されているというのだ。

ソフトトップモデルに2.0Lエンジンの組み合わせは、デビュー当初から海外仕様で一部存在しており、国内外で導入を求める声も決して少なくなかったのだが、マツダはその声に対して「ロードスター(ソフトトップモデル)には1.5Lエンジンがベストバランスで、人馬一体の走りが楽しめる最高の組み合わせ」と、ことあるごとに回答し、日本への2.0Lソフトトップモデルの導入を否定し続けてきた。

しかし、来年で現行型ロードスター生誕10周年を迎えるこのタイミングで、否定し続けてきた2.0Lのソフトトップモデルを発表したマツダ。果たしてどういう意図があるのか、1.5Lモデルがベストというのは過去の話になってしまったのか、話を聞いてみた。

マツダが2.0Lエンジン搭載モデルを展示した理由

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