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ひろゆき「メンタルを安定に保つ最強の思考法」 自分を俯瞰して考えるスキルを磨こう

東洋経済オンライン / 2024年2月22日 16時0分

こんなことを繰り返し考えていると、僕はどうでもよくなってきちゃうんですね。

イヤなことがあった時にあれこれ悩んでしまうのは、「こうすればよかった」という後悔があるからです。

だけどたとえば、いきなり怒鳴られて動揺したら、とっさにうまい反応なんてなかなかできないですよね。だから、その時の自分の反応なんて、どうしようもないことです。よく考えてみると人間って、そんなに自分の言動に主導権を持っていません。

雨が降ってきた時、雨に対して真剣に怒る人はいないじゃないですか。もちろん、にわか雨に降られたらぶつくさ文句を言うにしても、雨自体に怒っているわけではないでしょう。僕たちは、自然現象に対してある意味あきらめている。

反応を構造化する

であれば、自分自身の反応も自然現象だと考えてみる。「自分がどうにかできること」ではないと認識すれば、雨に怒らないのと同じで、どうでもよくなってくるわけなのですよ。

では、イヤな記憶を思い出すことがどうしてもストレスになってしまう人は、どうすればいいか。

これは僕の知り合いが実行している方法なんですが、彼は「イヤなことを思い出した時」にするリアクションを決めているそうです。

たとえば、「大事なプレゼンで失敗してしまった」ということを思い出して、「ああー!」となってしまったら、「左手をぐっと握る」。「告白したけどふられた」ことを思い出したら、「右の耳たぶを引っ張る」とか。

そうやってリアクションをあらかじめ決めておいて実行するようにすれば、アクションのほうに意識が向きますから「イヤなこと」自体はだんだん気にならなくなってくる。これはうまい対処の仕方だと思います。

イヤなことをずっと考えるのが辛い人は、思い出した時に意識を別のことに向けるように心がけるのがいいでしょうね。寝るのでもいいでしょうし、運動するのでもいいでしょう。とくに運動は集中しやすいので、おすすめです。余計なことを考える暇をなくしましょう。

「自由意志」なんて存在しない?

多くの人は、自分たち人間のことを「知性的な存在」だと考えているようですが、僕はそうでもないと思っています。

なぜなら、人間が物事を判断する際に使われるのは、たいていの場合、知性というより、「勘」や「その時の気分」などといった動物的な本能だからです。

たとえば、目の前にお茶と水を出されたとしましょう。あなたは、あれこれ考えた末に、お茶に手を出したつもりかもしれませんが、はたしてそれはあなたの意志によって選択した行動といえるでしょうか?

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