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「勉強する意味がわからない子」に効く勉強法 鉄道など自分が好きなことには熱中するのに…

東洋経済オンライン / 2024年2月22日 7時30分

「勉強する意味がわからない」という子どもでも、興味があることには意欲的になる。勉強にも同じように興味を持ってくれたらいいのですが……(写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)

【質問】

「勉強する意味がわからない」「やってもしょうがない」と言って勉強しない小6の息子がいます。小さい頃から手を焼いており、親の言うことはほとんど聞きません。しかし、自分がやりたいことがあれば熱中するタイプで、端から見ても驚くほどです。例えば、鉄道が大好きで図鑑や本を読んだり、写真を撮りに行くマメさがあります。このような熱心さで勉強もしてくれたらと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。

仮名:馬場さん

「勉強する意味がわからない」という子の真意

「勉強する意味がわからない」と言う子は一定数います。そのような子に勉強する意味について話をすることもできます。しかし、話をしたところで多くの子どもは納得しないと思います。目的を話しても、子どもに拒絶されるのが関の山です。なぜなら多くの場合、子どもは勉強する目的を知りたくて言っているのではなく、「勉強は面白くないからやりたくない」という意思表示の代替として使っていることが少なくないからです。

逆に言えば、面白さを感じたら興味を持って自主的に行動するようになり、一気に勉強にハマる可能性があることも意味します。

それができれば誰も苦労しないと思われるかもしれませんが、方法はあるのです。これまで筆者は4500人以上の子どもたちを直接指導してきて、子どもには次の2つのタイプがあることに気づきました。この違いがわかるとこれまで対応してきた方法が適切でなかったことがわかると思います。

【とりあえず勉強をやっておくタイプ】
とりあえず勉強を普通にやっておいて、その後の人生で自分のやりたいことに出会っていくタイプ

【やりたいことが見つからないと勉強しないタイプ】
やりたいことに出会ってから勉強が必要と感じてスイッチが入るタイプ

(1)とりあえず勉強をやっておくタイプ

おそらく、子どもの7〜8割がこのタイプに属するのではないかと推察されます。

この記事を読んでいる親御さんも子どもの頃、そんなタイプの方が多かったのではないでしょうか。このタイプの子の場合、親は子どもにそれほど手を焼くことはありません。基本的に「やらなければならないことはやらないといけない」と子どもが自覚しているので、余計なことを親が言ったり、やったりしない限り、子どもは淡々とやっていきます(ただし、淡々とやることと学力が高くなることは別問題です)。

勉強は淡々とやりますが、心の中に何かモヤモヤしたものがあったりします。「勉強する目的は何か?」と本気で考えている子もいれば、「やりたくないけど怒られると面倒なことになるのは嫌だからやっておく」というネガティブな状況を避けるためにやっている子もいます。

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