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東京の「中学受験」体験してわかった"摩訶不思議" 中高一貫校の入試、私立と公立でこんなに違う

東洋経済オンライン / 2024年2月25日 11時0分

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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。

どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。

今回のテーマは「中学受験」です。子育ての中でも親の負担がかなり大きい中学受験ですが、実際は、受ける学校の種類や難易度によって、その受験対応はかなり変わります。中学受験をするかどうか、どこに入塾するかを迷っている人のために、今回はその基本の仕組みを紹介します。

中学受験は私立と公立で全然違う

入試ナシで入れる公立中学校

「入学試験」がある私立の中高一貫校

「適性検査」がある公立の中高一貫校

私立は学力、公立は作文力や思考力が求められる

私立受験と公立受検

塾でもコースがわかれる

優秀な子も落ちる

どちらを選んでもお金がかかる

私は地方出身で、中学受験に縁なく育ちました。なので、息子の中学受験をするかどうかはかなり悩み、その仕組みの理解にもかなり時間がかかりました。そんなこともあり、今回は中学受験の基本を紹介してみた次第です。

多様な受験のカタチを知ったうえで決めるのが大事

以下に中学受験の問題点をまとめてみると、

・受験費用がかなりかかる
・目指す学校によっては、習い事などとの両立が困難
・親が入れ込みすぎて、子どもの心身の健康を無視した教育虐待に走る家庭もある
・親のサポートや計画力がかなり重要な仕組みのため、親の負担が大きい
・パートナーと教育方針がずれている場合、家庭不和につながることもある
・塾によっては終業時間が遅いため、生活や健康に負担がかかる
・試験問題が年々難しくなっていて、子どもの負担が増えている

などがあると思います。

とはいえ、中学受験のいい部分ももちろんあり、

・家庭の求める教育方針・教育レベルの学校に行くことができる
・親子が同じ方向性を目指すことができれば、子どもが精神的にも学力的にも大きく成長できる
・学区の公立中学校と合わなそうな場合、子どもに合った学校を探すことができる

というのは大きなポイントだと思います。中学受験といえば、難関校受験のハイレベルな話が飛び交いがちですが、そんな受験ばかりではありません。たとえば、学区の公立校に合わなそうなタイプの子が「子どもの個性を受け入れてくれそうな校風の学校を目指す」「美大附属校を目指す」のようなパターンの受験も中にはあるのです。

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