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やりがち?悪気ないハラスメント社員3つの共通点 密室を避け「5分以内の話」がハラスメントを防ぐ

東洋経済オンライン / 2024年2月27日 6時50分

③二人きりの密室

という共通点があります。

では、年長者が職場などで、若手と話す場合には、どうすればいいか? この逆をすれば、よいのです。

①密室は避ける
②二人で話す時間は5分まで
③若手の側が話し、年長者が聞く時間を長くとる。年長者の話は短くする
④年長者は、最後に「さすが!」「あなたなら、できるよ!」と、相手を勇気づける言葉で会話を終える

これをやれば、まずハラスメントになることはありません。気楽に、若手に話しかけましょう。

あなたが年長者で、若手相手に説教したくなっても、そこはグッと我慢し、「あなたはどうしたいの?」と聞きます。自分の話は短く、相手に長く語ってもらうのです。1分間は黙ってうなずきながら聞き続けます。

話を聞くうちに、

「それは、こういうことじゃないかなあ」

「私としては、こう思うけどなあ」

といった一言を伝えたくなるかもしれませんが、それは「余計」です。

そんな一言を伝えたら、相手は、先ほどまで話を聞いてくれていた年長者が、実はこころの中では反対意見をためていたことに気づいて、がっかりします。

もちろん、なんのアドバイスもしてはいけないというわけではありません。

アドバイスは9割以上役に立たない

しかし、大方のアドバイスは、9割以上の確率でなんの役にも立ちません。

話した側からすると、「この人はそう思うんだ」と思われて終わりか、「ああ一言、言いたかったんだなあ」と相手に気持ちを見透かされて終わりです。

それでも一言、アドバイスしたいときは、

①あくまで自分の考えとして

②具体的に

③短く、さらりと語ること

そして短く話したら、すぐに相手の話に戻ることです。

最後は、「そうか、わかった」「あなたなら、きっとできると思う」と、相手を勇気づける言葉、信頼と期待のメッセージを伝えて締めくくりましょう。

諸富 祥彦:心理カウンセラー

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