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新日本・棚橋社長が語る「プロレスの未来予想図」 「猪木さんの仕掛けに近いこともやりたい」

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 11時55分

――棚橋さんが新人時代に実現していた『ワールドプロレスリング』ゴールデンタイム特番が再び実現してほしいですか?

これは僕の一存では言えませんが……でも、マジでプロレスを地上波で見たいです。今の選手はとにかく、ビジュアルがいいんですよ。僕とも全然違いますから(笑)。世間では「プロレスラーは大きい、怖い」というイメージが先行しているかもしれませんが、試合内容はもちろん肉体美やビジュアルも含めて、一般層の皆さんにも届くポテンシャルを持っている今の若い選手たちを地上波テレビという媒体を通じて世に出したいんですよ。

――地上波テレビという入り口から入ったファンをさらに楽しませるコンテンツとしてネット配信サービスもあると思いますが、『NJPW WORLD』についてはどのように捉えていますか?

現在、会員数は10万人余り。世界戦略のカギになるのが『NJPW WORLD』です。主要大会は英語実況をつけて海外配信を行っています。今まで現地に足を運ばないと見られなかった大会が『NJPW WORLD』によって見ることができるのは素晴らしいことなので、その強みは活用していきたいですね。有料コンテンツですが、会費を配信している大会数で割っていただければ、かなりお得です。

――最近『NJPW WORLD』では大幅なリニューアルがありましたが「過去に見ることができていた動画が視聴できない」「新しいログインの仕方がかなり面倒くさい」「通信状態が悪い」など不評の声が多くあがっています。こちらについていかがでしょうか?

今でも僕のところにリニューアルの件に関するさまざまな声が届いています。現在も改修が進行中ですが、その辺に関してはこれからもしっかり良くしていきます。

「ファンの方の想像している斜め上を行きますから」

――1972年に創設した新日本には52年の長き歴史があります。そして、その歴史を支えてきた多くのレジェンドレスラーがいます。棚橋さんはレジェンドや歴史についてどのように向き合っていきますか?

プロレスラーは引退した後のセカンドキャリアを築くのがなかなか大変なので、そこは団体として継続的にサポートしていきます。また長州力さんのように引退してからテレビに引っ張りだこになる姿は理想的だなと思います。プロレスラーはプロレスラーになって終わりじゃないという生き方は僕も含めて見せていきたいですよね。

――かつて新日本の功労者を称えて表彰する「NJPWグレーテストレスラーズ」という企画がありましたが、新日本が音頭を取って日本版プロレス殿堂をやろうという考えはありますか?

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