1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

東海道新幹線「ひかり」4月以降も喫煙できる裏技 停車時間と喫煙所の位置を駅ごとに大調査

東洋経済オンライン / 2024年3月5日 6時30分

東海道新幹線の喫煙ルームがこの春に廃止となる(写真:JR東海)

東海道新幹線はこの数年で大きく変化した。

【写真100枚を一挙公開】只見線を走るキハ58系の急行「奥只見」から、登場時のキハ183系「おおぞら」まで、国鉄が生んだ「気動車」の数々。

車両をN700A、N700Sに変更したことによるスピードアップ、信号システムの変更による「のぞみ」の増発と、利用者にとってプラスとなる変化もあった。だが、マイナスとなる変化も起こっている。

喫煙ルームが廃止へ

まずは、コロナ禍の影響による売店の廃止だ。「のぞみ」が停車する東京、新横浜、名古屋、京都、新大阪のホームには、「当面の間休業」の札が貼られた売店がある。品川、三河安城、岐阜羽島のホームはドリンクの自動販売機売店が設置されているだけで売店はない。

次にワゴンによる車内販売サービスの廃止だ。2023年10月31日、「のぞみ」「ひかり」の車内ワゴン販売サービスが終了(「こだま」は2012年に終了)、現在は「のぞみ」「ひかり」のグリーン車の乗客を対象に、スマートフォンで飲み物や食べ物を注文、パーサーが注文品を届ける「モバイルオーダーサービス」を実施している。

そしてこの春実施されるのが喫煙ルームの廃止だ。2011年に自由席が全席禁煙、2020年にすべての座席が禁煙となったが、喫煙者の新幹線利用も鑑みてか、N700系、N700Aには3、7、10、15号車に喫煙ルームが設置された。しかし2022年に7号車の喫煙ルームを廃止。2024年春に3、10、15号車の喫煙ルームの廃止が決まった。

サービス面で3つの大きな変化があった東海道新幹線。売店の廃止については新幹線改札を入ってすぐの、待合室などが設置されたコンコースに売店のラインナップを充実させることで、廃止による影響を最小限にとどめている。

車内販売サービス廃止も、各駅のホームにドリップコーヒーの自動販売機や、新幹線名物の硬いアイスクリームの販売機を設置することで影響を少なくする対策がなされている。

ところが、喫煙ルーム廃止に関しては、ホームに喫煙所を増やすなどの対策がとられているように見受けられない。

ひかり、こだまなら途中駅で喫煙が可能

筆者は喫煙者ではないので気持ちはわからないが、東京―新大阪間の「のぞみ」の所要時間は2時間25分ほど。この間、タバコを吸えないとなると大きなストレスとなるだろう。乗っている時間が短い飛行機に切り替えるのも1つの手だが、東京や大阪の中心部から空港へのアクセスが面倒だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください