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癖になった「痛みのある施術」を続けてはいけない 「痛い=効果がある」と思うのは幻想だ

東洋経済オンライン / 2024年3月7日 8時0分

痛い治療を求めるのではなく、健康的な身体を取り戻すためにどうすればいいかという、もともとの目的を思い出してください。痛みが警告信号であることを認識したうえで、施術に対するアプローチを見直してみましょう。痛みを感じるかどうかは、身体のどの部分が不調なのかを意識できるポイントです。いろいろな箇所のストレッチをおこなえば、身体のガタガタな部分を見つけることができますね。

ストレッチも、痛みを伴わない範囲でおこなうべきです。「身体の各部分の可動性を高める」「筋肉の緊張を和らげる」ということが本来のストレッチの目的で、痛みを感じるようなら、マッサージに通ってプロに診てもらうのがいいでしょう。

とにかく、ストレッチにも痛みを求めるようになるのが、いちばんマズいことです。痛みを強く感じることで効果があると信じ込んでしまうと、ストレッチでも同じように、痛くなるまで身体を動かすようになってしまいます。

それではかえって健康を損ね、時には身体を傷つける原因にもなりかねません。ストレッチは身体のバランスを整え、柔軟性を向上させるものです。

痛くないストレッチを日常生活に取り入れよう

痛くないストレッチ、身体に負担を掛けないストレッチを日常生活に取り入れることによって、身体は自然とバランスのよい状態を保てるようになり、痛みを生じさせるような極端な負荷から解放されます。

さらに、ストレッチや適切な施術を通じて、身体が発するサインを読み取れるようになれば、痛みの原因を特定し、それに対応する適切な手段を選ぶこともできます。

「痛いストレッチを避ける」のも大事ですが「痛みを取り除くこと」が本来の目的です。さらに進めば、身体の痛みを取ることは最終目的ではなくなります。

ストレッチの最終目標は、身体全体のバランスを保ち、健康になることです。痛みに対する誤った考え方を捨てることで、癖になる施術を避けることができます。

健康的なライフスタイルを継続するために、身体と心のバランスを取りつつ、自己管理のスキルを高めていきましょう。

福嶋 尊:柔道整復師

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