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「理不尽に怒る人」に出会ったら思い出すべき言葉 大谷翔平にも影響を与えた成功をつかむ教え

東洋経済オンライン / 2024年3月9日 19時0分

欲深いと思われることは周囲にマイナスの印象を与えることもありますが、すべての欲は悪しきものなのかと言えば、そうではなく、重要なのはその質だと中村天風は説きます。

ただ漠然と「お金持ちになりたい」「偉くなりたい」と渇望する欲望ではなく、純粋に自分の理想を思い描き、それを追い求める姿勢。これこそが「高級な欲望」であり、人を良い方向に変える力のあるものです。

“ベストを尽くしてブーブー文句を言う人は
誰もいないんだからね。”

手抜きをしない。全力を尽くす。ものごとに取り組む際には、この姿勢が大事――中村天風の叱咤激励からは、こんなメッセージをくみ取ることができます。

まずは目の前の事に一生懸命取り組むということの大切さを教えてくれます。

“成るとか成らないとかってことを心で考えるな。為せば成り、為さねば成らないんだ。成るも成らないもあるか。為せばいいんだよ。”

こんな力強いエールもあります。

真の満足感や充実感は、一生懸命に励んだことによって得られます。

目先の成果や一時的な他人からの評価を気にせず、とにかく目の前にあることに対して、積極的に、全力で。その「ファイト」の精神が、人間の持つ信念の力を最大限に発揮するための「ゴールデンキー」であると中村天風は説いています。

未来を決めつけず、「自分ならできる」と信じよう

“成功した人は特別な生まれつきだと思う。
そこが大きな間違いなのだ。”

私たちは、過去に自分が経験したことや起こった出来事をもとに、「できる・できない」や「起こり得る・起こり得ない」を頭の中で想像して生きています。しかし、それにとらわれすぎないことが大切です。

中村天風は、当時「不治の病」とされていた肺結核を患い、そこから奇跡の生還を果たしました。もちろん、病にあったときは、“稀代の哲人”として講演活動をする自分の姿など想像もしていなかったでしょう。

だからこそ、未来を早々に決めつけるのはよくないということを悟ることができたのだと思います。

誰もが不可能だと思ったことを成し遂げる人は、「自分ならできる」という揺るがざる信念があるものです。常識にとらわれて未来を決めつけてしまったら、それ以上前には進むことはできません。

今こそ、中村天風の言葉をきっかけに、自分のことをもっと信じてあげようではありませんか。

中村 天風:哲人(語録)

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