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頭がいい人に共通「パクるだけでOK」意外な口ぐせ コトバを変えれば簡単に賢く見えて成果も出る

東洋経済オンライン / 2024年3月13日 9時0分

ここで重要なのは、ビジネススキルの文脈においては「頭がいい人」と「成果を出す人」は同義であるということです。

頭がいいけれど成果が出ていない。成果が出ているけれど頭は悪い。ごくわずかな例外はあるかもしれませんが、あまり考えられません。

記事冒頭の主張に加えてもう1つ、表立っては言われないけれど、実は誰もが心の中で思っていることを表現してみます。

ビジネスにおいては、成果とは頭のよさである。

ビジネスパーソンなら誰もが「頭がいい人」と思われたい理由は、この1行ですべて説明がつくと思います。

では「頭がいい人」とはどんな話し方をしているのか。私の答えは、「数学コトバ」を使って話している、となります。

「数学コトバ」は私の造語であり、ビジネス数学教育家として活動してきたこの十数年の中核を担う表現でもあります。

簡単に説明しましょう。「数学コトバ」とは、

なぜなら
さらに
ゆえに
一方で
以上より

といった、数学の記述でよく使われる、論理を表現するコトバのことです。

もしよろしければかつて学生時代に活用した数学の参考書、あるいはいまご家族が勉強で使っている教科書を開いてみてください。数式はもちろんですが、その間にたくさんの数学コトバが使われていることに気づくはずです。

もちろんこれら以外にもたくさんありますが、数学とはこのようなコトバを使い、物事を論理的に説明していく学問です。

極論、数学は数を使わなくてもできます。しかし数学コトバを使わずに数学をすることはできません。多くの人はこのことに自覚的でないのですが、実は数学の主役は数ではなく、数学コトバなのです。

「頭がいい人」は例外なく、このような数学コトバを使います。先ほど挙げた例は、次のような役割を持っています。

なぜなら → 根拠を伝える
さらに  → より重要な話をする
ゆえに  → あることを理由して何かを主張する
一方で  → 違う視点を持ち込む
以上より → 話をまとめ、結論を述べる

「なぜなら」を使わないということは、根拠を言えないということになります。根拠を言えない人がビジネスで成果を出しているか。もちろん否でしょう。

「さらに」を使わないということは、浅い話しかできないということになります。そんな人がビジネスで成果を出しているのでしょうか。おそらく否です。

つまり、「頭のいい人」は例外なく、このような数学コトバを使っているのです。

「頭の良し悪し」を左右するたったひとつのコトバ

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