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世界注目「やる気ゼロ」でも"すぐ行動できる"技術 クヨクヨ悩まなくなる「心の勢い」の作りかた

東洋経済オンライン / 2024年3月15日 9時0分

「だから自分は、ダメなんだ」

と、まるで 「すぐ動けない自分」こそが、自分自身の本質かのような錯覚が生じ、余計に気分が落ち込んでしまうようになります。

そう自分を責めたくなるのは、「すぐ動けない自分」とは正反対の人も、いるからです。

やるべきことを、すぐやれる人。

さっきまでコーヒーを飲みながらのんびりと時間を過ごしていたと思ったら、次の瞬間スッと立ち上がって、サクッと行動に移せる人。

あなたのまわりには、そんな「すぐ動ける人」は、いませんか。「面倒くさい」「失敗するかもしれない」「なんだか疲れている」「何の意味があるのかわからない」「明日やればいいか」といったネガティブな想念は、多かれ少なかれ誰にでもあるもの。

しかし、それを突破できる人とできない人がいるのです。

なかなか動き出せない人と、すぐに動ける人の違いは、どこにあるのでしょう。

やる気や、根性でしょうか。

それとも、持って生まれた性格でしょうか。

確かに、やる気と根性のボルテージが高く備わっている人は、すぐに動ける傾向があります。

幼い頃から「この子は活発で」と親に褒められて育った人なのかもしれません。

そのような人はあれこれ考える前に行動できて、やるべきことを先延ばしにすることもありません。

でも、私たちはこうも思うのです。

やる気があってもなお、やる気に火をつける「着火剤」を、私たちの心は必要としています。

着火剤がなければ心の勢いは生まれず、電話一つかけるのだって苦労します。

逆に、心に勢いがあれば、さまざまな理由で行動をためらいがちな私たちを、前へ前へとプッシュしてくれるでしょう。それは、仕事や人生を大きく好転させる力になるに違いありません。

ChatGPT創業者も「勢い」を重要視

モメンタムの効果にいち早く注目したのは、海外のビジネス界でした。

いま世界を席巻している生成AI「ChatGPT」を開発したアメリカの起業家サム・アルトマンも、モメンタムに注目した一人です。

彼は投資家として数百社ものスタートアップ企業を見てきた経験から、彼は世界最高学府の一つであるMIT(マサチューセッツ工科大学)の授業に登壇した際に「スタートアップに最も大切なのは、モメンタムだ」と断言しています。

スタートアップ企業が最も大切にするものは、斬新な事業アイデアでも、投資家から集めた資金でもなく、行動する勢いだ、というのです。

大企業のようにヒト・モノ・カネに恵まれていなくても、失敗するリスクがあってもなお、まず、動いてみる。

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