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医師解説「会社いきたくない」時にする超簡単戦略 "真面目"なのに"やる気出ない"人への処方箋

東洋経済オンライン / 2024年3月18日 10時0分

私たちの頭のなかを変えようと思ったら、身体を動かすのが先決、ともいえます。

少しわかりにくい話かもしれません。

それに、「やる気がないから動けない」と困っている人が、「やる気を出すために行動しろ」と聞いたら「それができないから困っているんだ」と、反論したくもなると思います。

でも、安心してください。

行動といっても「ほんのちょっと」でかまいません。むしろ、「ほんのちょっと」だからこそ、いいのです。

身近なシーンを舞台に、わかりやすい例を挙げてみます。

・ 「今日は大掃除をするぞ!」と思うと腰があがりませんが、「机の上だけでいい」と思えば始めやすい。

「たった1分でも」と決めて動き始めるとドーパミンが分泌され、気分が乗ってきた結果、5分、10分と続けられることも少なくありません。

・ 「面倒な書類を作成しないといけないのに、手がつかない」ときは、あえて仕事から離れて身体を動かしましょう。

体操するのも手ですが、椅子に座ったまま、呼吸に意識を向けるのも効果的です。

気持ちを落ち着けたいなら「スー、ハー」と深呼吸。心に勢いをつけたいときは逆に「ハッハッハッハ!」とリズミカルに。

三三七拍子のリズムでもOKです。

・ 仕事をするとき「to do リスト」を作るのは、もちろん大事です。

でも「タスクの優先順位は?」「抜け漏れはない?」と悩み始めるとキリがないですし、あれもこれもとマルチタスクを始めようものならグッタリしてきます。

そんなときは 「目の前のタスクを1つ終わらせる」 ほうが先決かもしれません。タスクがたとえ100個あったとしても、100個同時にマルチタスクで処理することは不可能です。

実行するときは常に1つずつ、「シングルタスク」で取り組んでいるはず。

「まず目の前のタスクを終わらせる」と決めれば迷いは消え、2つめ、3つめのタスクへと向かう弾みもつきます。

こうした「ほんのちょっと」の行動が、やる気に火をつけて、心の勢いをつくります。

ドーパミンの放出で心に勢いがつけば、動けない人が動ける人に変わります。

立ち上がるだけで、モメンタムは上がる

体と心は表裏一体。

行動と感情は、密接に関係しています。

むしろ、行動から感情が生まれるのだという考え方が、モメンタムの基本。

「やる気があるから行動する」のではなく 「行動するからやる気が出る」 のです。

同じように、「おかしいから笑う」のではなく、「笑うからおかしくなる」 のです。

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