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東大に「受かった子」と「落ちた子」の決定的な差 努力を見せたくない子は伸び悩んでしまう

東洋経済オンライン / 2024年3月19日 11時0分

堤:実はそういうタイプは、不合格になりやすいです。

西岡:ええ!?

プライドの高さで努力しきれない

堤:そういうタイプって、プライドが高いことが多いんですよね。努力をすることを恥ずかしがっていて、もし点数が低かったら『今回は本調子じゃなかったから』『今回は全然勉強していなかったから』というように、言い訳をしてしまいます。そういうタイプは、努力し切れなくて、最後の最後で伸び悩んでしまうのです。

西岡:たしかに、『俺、全然勉強してないや〜』というのは、結果が悪かったときの予防線ですよね。

堤:合格するタイプは、周りに流されず、努力していることを周りに見られても、『自分は自分だ』と思って勉強できるタイプです。そういうタイプは、もし結果が悪かったら『自分の努力不足だ』とか『自分はこういうところがダメだったから点数が悪かったんだ』と、何が悪かったのかをしっかり分析する謙虚さがあります。こういうタイプは合格しやすいんですよね。

西岡:なるほど……。実は僕は、なぜ2浪してしまったのかを考えたときに、1番の原因は性格の問題だと分析しているんですよね。何を隠そう、『ドラゴン桜2』の中で登場する『性格の悪さが災いして成績が伸びない生徒』である藤井くんのモデルは僕なんです。先ほどの話でもあった、『テストで悪い結果が出たときに、言い訳をしてしまう』というのも、現役生時代の僕ですし、『ドラゴン桜2』のワンシーンでも描かれています。

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西岡:やっぱり、自分の実力と正面から向き合わない状態だと、成績が伸び悩んでしまうのかもしれませんね。そういう意味で、こそこそ勉強する『コソ勉』タイプよりも、きちんと勉強する『ガリ勉』タイプのほうが受かりやすいのかもしれませんね。

堤:そうですね。やっぱり、合格する生徒というのは、泥臭い努力をいとわない人だと言えると思います。変なプライドを持たずに、努力を積み上げられる人。

例えば、自分たちの校舎は朝8時半からスタートなのですが、その前に来て並んでいて、開門と同時に自習室に行って勉強する子。ほかの子から見たら『そんなに必死にやっていて、馬鹿みたい』というように思われてしまうこともあると思うのですが、こういうタイプは受かりやすいですね。

西岡:なるほど。

先生にしっかり質問できる子は伸びる

堤:あとは、先生に対してしっかりと質問できる子です。質問というのは基本的にわからないことを聞くことですから、プライドが邪魔して聞けない子というのもいます。『東大を目指しているのに、こんな初歩的なことを聞いていいのかな、恥ずかしいな』と考えてしまっているタイプだと、やはり合格は遠ざかってしまいます。

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