1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

経験の浅い新人でも「武器」を持てる納得の方法 気の利いた言葉より強い説得力を持つものとは

東洋経済オンライン / 2024年3月20日 18時0分

数字こそが、一年目の武器になる。おかしいと思ったら、事実を集めて数字にする

このように、動かせない事実こそが、新人にとって、もっとも有効な武器となります。

たとえば、社内で、非効率だったり、理不尽だったり、無駄だと思えることがあって、それを改善したいと思っているとしましょう。そういうときに、

「○○は非効率だと思います。変えるべきです。危機感をもってください」

こういう言い方をしてしまうと、人には伝わりません。相手の危機感を煽ろうとしても、逆効果です。なぜ新人がそんな偉そうなことを言うのか、と思われてしまいます。

だから、新人であればあるほど、事実を拾ってこないといけないのです。

いくら新人の提言であっても、それが事実ならば、聞いてもらえます。

意見は封殺されることがありますが、事実は封殺しようがありません。

自分しか数えられないデータが有効

「○○がおかしい」と思ったら、まず、事実を集めましょう。集めるときは、大上段にかまえたものではなく、具体的なものを集めるようにします。

たとえば、街角で調査員がカウンターをもって数えている、あのデータのように、ウェブサイトや新聞に載っていない、あなたが数えなければ決して数えることができないようなデータこそが、有効です。

誰が、何を、何回したのか。

どれが、いつ、何回利用されているのか。

こういう数字を集めてきてください。それこそ、カウンターをもって現場調査をしてもいいでしょう。

もしあなたが集めた数字に意味があれば、少なくともそれが完全に無視されることはありません。そして、そういう地道なことをするのが、新人の役割でもあるのです。

経験のない一年目の唯一の武器が、数字。それもほかでは得られない、独自に集めた数字が有効。

大石 哲之:作家・コンサルタント

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください