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成績ぐんと上昇「東大受かった子」に共通する特徴 非進学校から東大を受験する子にある特徴も

東洋経済オンライン / 2024年3月20日 11時50分

西岡:言われたことを、全部実行する、という意味ですか?

教えたことを100%実行して東大合格

堤:そうです。『毎日自習室に行って、朝から晩まで勉強しよう』とか、『わからないことがあったらしっかり質問しよう』など、こちら側が『こうすればいいよ』と言ったことを全部実行したんです。

講師のところにも、授業が終わったらすぐに質問にいっていました。講師によっては『これは知っていてほしかったな』『これは基礎だから、早急に対策しないとまずいよ』というようなことを話す人もいたわけですが、それでもめげずに質問し続けていました。こちらが言ったことを100%実行したうえで、『次は何をしたらいいですか?』という質問もしてくれました。

西岡:そういう素直さ・ひたむきさは、バンドの経験があったからこそ身に付いたのかもしれませんね。1つのものを本気で実行した経験があるからこそ、真摯な気持ちで努力できたのかもしれません。

堤:そうかもしれませんね。最終的にその学生は、浪人の1年で成績をぐんと伸ばして、東大に合格しました。

西岡:『ドラゴン桜』の中でも、成績が伸びる子のタイプとして『何かに熱中した経験がある子は、成績を大きく上げて合格する場合が多い』ということが紹介されていました。

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西岡:ここで描かれているとおり、周りに流されない、ひたむきに努力できる生徒というのは、合格しやすいと言えるのだと思います。

堤:そうですね、とても共感できます。例えば、『一緒に何時に来て勉強しよう』と約束して勉強しているタイプの子よりも、『約束していないけれど、自然とその時間一緒に勉強している』タイプの子って、伸びやすいんですよ。

西岡:約束しているわけではないのに、一緒に勉強しているのですか?

堤:そうです。例えば東大に受かったある学生は、校舎が開いたらすぐ自習室で勉強を始めて、校舎が閉まるまで勉強していました。

その子には『一緒に勉強しよう』と約束しているわけではないのに、同じように勉強するライバルがいたんですよね。

校舎が閉まるまで勉強して、駅まで一緒に行く帰り道で、一言二言会話を交わす。決めたわけでもないのに、次の日も同じように努力している。そういう関係性の仲間がいると、東大に合格しやすいんです。

西岡:なるほど。周りに流されないけれども、一緒に勉強する仲間がいる。そういう状態はまさに理想的だと言えそうですね。

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