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特徴的な変化を知って「相手のウソを見破る」技術 隠しごとをしている人に現れる動作や仕草とは

東洋経済オンライン / 2024年3月21日 14時0分

とにかく大胆不敵に堂々とシラを切り、ウソかホントかを曖昧にすることです。

まとめ ウソを見抜くには、相手の身体の変化に注目しよう。

口癖で探る認知バイアス

■確証バイアス、ダニング・クルーガー効果

「血液型性格占い」は、科学的根拠がなく、統計学的にも否定されています。それなのに、「そんなことはない。A型の山崎さんは几帳面だし、B型の吉田さんはズボラでいい加減なところがあるし……」などと、反論する人がいます。

これこそ「確証バイアス」の成せるワザで、自分の考えに都合のよい証拠だけを集めた偏った判断にすぎません。

また、能力の高い人ほど、自分を謙虚に過小評価していたり、卑下する傾向さえあるでしょう。反面、能力の低い人ほど、「井の中の蛙」現象の「確証バイアス」で自己評価が驚くほど高かったりします。

これは「優越の錯覚」から生じる「ダニング・クルーガー効果」という有名な認知バイアスです。能力が高い人ほど「メタ認知(自分を客観視)」することに優れ、能力の低い人ほど、それが弱いからです。

こうした認知バイアスは、誰にでも生ずるもので、人の性格形成にも多大な影響を及ぼしています。周囲の人を観察すれば、いろいろな口癖からも、性格に反映された認知バイアスの傾向が見て取れます。

とりわけ「確証バイアス」に陥りがちな人の口癖には次のようなものが目立ちます。

・「なるほど」「たしかに」……相手に共感しているかに見えますが、内心は自分の意見に固執する傾向が強い人です。
・「でも」「だけど」「というか」……相手の意見に批判的で逆説の接続詞を使いがちです。自分の主張を押し通したく、自己愛やプライドの高さが窺えます。
・「要するに」……相手の話を要約してまとめたい人で、仕切りたがり屋です。
・「一般的には」……自説に普遍性をもたせたく、押し付けがましい性向です。
・「やはりそうだったか」……物事の帰趨を見通していたかに装いますが、気まぐれの人です。単なる「後知恵バイアス」で自己正当化を図りたいのです。
・「きっと」「必ず」「絶対」……自分に自信がなく自分を鼓舞する性向の人です。
・「ちなみに」……親切に周辺情報まで伝えたい人ですが理屈っぽい傾向です。
・「それはそうと」……他人の意見を聞くより、自分の意見を主張したい人です。
・「とにかく」……面倒くさいことは省いて、自分の主張に賛同させたい人です。
・「とりあえず」「一応」「まあ」……争いを好まない温厚な性格ながら、間違っても責任をスルーしたい自信のないタイプです。

客観性を説くことで罠から解放

ざっと見ても、「自分に都合のよい証拠があれば飛びつきたい」「自分に自信がないので自分を補強する材料が欲しい」といった性向が窺える人たちでしょう。こうした口癖のタイプの人が、容易に「確証バイアス」の罠に陥りやすいのです。

客観性を説くことで、そうした罠から解放してあげることも必要でしょう。

まとめ 口癖からも、相手のバイアスがわかる!

神岡 真司:ビジネス心理研究家 日本心理パワー研究所主宰

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