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大谷妻「真美子さん」の扱いが日米でこうも違う訳 交際を隠すことも周囲が詮索することもしない

東洋経済オンライン / 2024年3月21日 16時0分

一方、ジェニファー・ローレンスの画商の夫は、まだレッドカーペットデビューをしていない。しかし、ローレンスはインタビューで夫について語っているし、ニューヨークの街を堂々と一緒に歩く姿はたびたび目撃されていて、隠しているわけではない。おそらく夫本人がスポットライトを浴びることに興味がないのだろう。

ライアン・ゴズリングとエヴァ・メンデスも同様で、一緒に公の場には出ない。ゴズリングとメンデスの出会いは、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』での共演。メンデスが最後に映画に出たのは、長女が生まれた2014年に公開されたゴズリングの監督デビュー作『ロスト・リバー』だ。女優業のほか、モデルとしてレブロンなどの広告にも出演し、「最もホットな女性」リストに何度もランク入りした彼女は、現在、家庭に専念している様子だ。

プライバシーを守りたがるふたりは長いこと私生活について語らなかったが、近年、ゴズリングは、受賞スピーチでメンデスを名指しして感謝したり、『バービー』に出演を決めた背景に娘たちのことがあったと明かしたりしている。彼もまた、妻を隠してはいないのだ。

ゴズリングが助演男優部門に候補入りした今年のアカデミー賞授賞式にも、メンデスは姿を見せなかった。だが、ゴズリングが「I’m Just Ken」のパフォーマンスをした後、彼女はインスタグラムに「あなたはケンをオスカーまで導いたわ。もう帰ってきてね。子供たちを寝かしつけないと」と、キスマークと共に投稿し、夫への愛を世界に表明している。

隠しもせず、詮索もせず

今年、この部門は前評判から、『オッペンハイマー』のロバート・ダウニー・Jr.の受賞で決まりだった。それもあって、わざわざ今年を選んで行かなくてもいいと、この夫妻は思ったのかもしれない。すでに3度候補入りしているゴズリングがついに最有力候補になるときがきたら、メンデスもようやく妻として会場まで足を運ぶのではないか。

もちろん、世間はゴズリングがこの女性と幸せな家庭を築いていると知っているので、どっちであっても別に構わない。とはいっても、キャリアで最高の瞬間を、愛するふたりがどう分かち合うのかを目撃できるなら、それはそれで素敵だ。どうなるかは、本人たちにお任せである。

猿渡 由紀:L.A.在住映画ジャーナリスト

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