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平気で「安い味噌」買う人が知らない超残念な真実 「安いものは"裏"がある」"値段だけ"で選ぶ罠

東洋経済オンライン / 2024年3月23日 12時1分

「速醸」については、以前の記事「平気で『安い醤油』買う人の超残念な盲点【前編】【後編】」「日本酒『"添加物"で伝統的造り方が減少』は問題か」でも述べていますが、醤油や酒だけでなく、味噌でもこの製法が行われているのです。

当然ですが、「長い時間をかけて発酵・熟成した味噌」と「速醸で作られた味噌」では、風味も味わいも、まるで違います。

食べ比べればその差は歴然で、「速醸味噌」にはコクと味の伸びがありません。

味噌といえば「味噌汁」ですが、それよりも、「もっと味噌の違いが一番わかりやすいもの」があるのです。

「味噌の差」が劇的に出る「あるもの」とは…?

それは前回記事でも紹介した「甘みそ」です。「安部ごはん」の「魔法の調味料」のひとつでもある「甘みそ」は、味噌を楽しむ調味料です。

「田楽」「酢味噌」「回鍋肉」のように、「甘みそ」を使った料理は「速醸味噌」だとまったくおいしくないのです。

ぜひみなさんもご自宅で実験してみてください。

子どもたちに「昔ながらの長期熟成の味噌」を使って作った「甘みそ」を一度食べさせると、「だし入り味噌」や「速醸味噌」はおいしくないと言い出します。

子どもほど、「味の違い」がわかるのです。

では、「昔ながらの長期熟成味噌」と「速醸味噌」はどう見分ければいいのでしょうか?

【味噌を見分けるポイント①】「ラベル」を見る

まずは「ラベル」を見れば、わかります。

味噌の原料は「米、大豆、食塩」「麦、大豆、食塩」です。

これに「甘味料」や「着色料(ビタミンB2)」「漂白剤(亜硫酸ナトリウム)」「保存料(ソルビン酸)」などの添加物が入っているものは「速醸」と考えて間違いありません。

【味噌を見分けるポイント②】「値段」を見る

また「速醸で作られた味噌」と「長期熟成味噌」は「値段」が全然違います。

特売品や激安の味噌は「速醸で作られたもの」がほとんどです。

【味噌を見分けるポイント③】「テイスティング」する

もう1つ、味噌の違いは「テイスティング」をすれば一発で見抜くことができます。

「平気で『安い醤油』買う人の超残念な盲点【後編】」で醤油のテイスティングを紹介していますが、それの味噌バージョンです。

「味噌のテイスティング」のやり方は?

方法は簡単で、減塩味噌と昔ながらの長期熟成味噌を用意して、大さじ1杯(およそ15〜18g)の味噌を200ミリリットルのお湯で溶いて飲み比べるだけです。ゆっくり舌で転がしながら風味や後味を味わってみてください。

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