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「30代女性は問題が多い」持論持つ彼の婚活の結末 婚活でドタキャン、すっぽかしに遭遇した彼のその後

東洋経済オンライン / 2024年3月24日 13時0分

と言いつつ、20代女性とも交際が長続きしなかった。40歳になったときに、実家の父親から「結婚はどうするんだ!」と強く迫られた。

「父は当時70歳。この年で孫がいないとは思わなかった、お前は何を考えているんだと叱られました。私には弟が2人いますが、上はバツイチ独身で、下は結婚していますが子どもはいません」

父親を尊敬しつつも対抗心もある道弘さん。「わかった。2年以内には結婚してみせる」と宣言。以前に入っていた結婚相談所に再登録し、結果が出ないとわかると大規模なデータマッチングが可能な相談所に変更した。ここで道弘さんは苦い経験をする。

「30代以降の女性はトラブルが多い」という自分統計

「年収750万円ほどになっていた私が相手に求めたのは、34歳までで子どもを産む気があることだけです。自分から積極的に申し込んで、50人とお見合いして15人とは仮交際に進みました。そのうち30歳以下は6人で、31歳から34歳までが9人です」

相手から断られたことが多かったが、問題はその断り方だと道弘さんは強調する。

「仮交際に進んだのに連絡が取れないとかドタキャンを繰り返すなどの問題行動をした人が7人もいたんです。そのうち6人が30代でした!」

よほど悔しい思いをしたのだろう。道弘さんは顔を紅潮させて語気を強める。この経験で道弘さんは「30代以降の女性はトラブルが多い」という自分統計に確信を抱き、さらに「大手の相談所やアプリなどでのデータマッチングは自分に合わない」とも感じた。そして、父親の友人が経営する相談所に3度目の登録をした。

「昔ながらのやり方をしているところで、その男性の知人の子弟しか登録できません。年齢や学歴、家族構成などの必要最小限の情報が載った釣書が郵送で送られてきます。月会費はありませんが、お見合い料は2万円で成婚料は50万円です。仮交際といった概念はなくて、お見合いして双方がいいと思ったら結婚に向けて交際を深めます。仕事でも数より質を重視する私には合う仕組みだと改めて思いました」

そこで出会えたのが恵美さんだった。12歳年下の30歳。道弘さんとしては何の文句もない。

「会ってみたいと言ってもらい、すぐに彼女が住む京都に会いに行きました。2カ月後には東京でプロポーズし、さらに2カ月後に結婚。今日に至るまでドタキャンなどの問題行動はありません」

恵美さんも道弘さんと同じく3人きょうだいの一番上で、大学卒業後は会社員を経て、家業の事務と現場の両方で働いていた。仕事観や家族観が道弘さんと近いのだ。

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