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ホンダ新型「アコード」万人に受けるセダンだった 乗ってわかったシーンを問わない万能さに驚く

東洋経済オンライン / 2024年3月27日 13時0分

ちなみに搭載するグーグルの機能には、さまざまな設定を音声操作できる「グーグル・アシスタント」も採用。最初に「OK! グーグル」と言うだけで、ナビの目的地や音楽の再生、車内温度など、さまざまな設定が可能だ。ただし、グーグルマップの目的地設定では、ちょっとコツも必要だった。今回は、事前に設定されたルートを走行中に、ちょっとトイレ休憩を入れたかったので、「OK! グーグル、トイレに行きたい」と話したところ、「ご丁寧に報告していただきありがとうございます」と返答されてしまった。

その後、「トイレのある場所を案内して」と言い直す。すると、ちゃんと公衆トイレのある場所を案内してくれたので、助かった(間に合った)。こうしたAIを活用した機能は、とても便利で、今後さらに普及が進みそうだ。だが、正しく使えるようになるには、ある程度の慣れや学びが必要なことも実感した。

ほかにも、このモデルには、エアコン吹き出し口の中央部下に「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」も新採用。エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、1つのダイヤルでまとめて簡単に操作できる機能も追加されている。

走行モードや減速セレクターについて

水平基調のインストルメントパネルなどにより、運転席からの視界はかなり広い。なお、新型アコードは、ワイパーをドライバーから見えづらい位置に格納していることも変更点。これは、ドライバーの目にできるだけ気になるものが入らないようにする配慮で、より運転に集中できる視界を演出している。

センターコンソールにある「D」ボタンを押すとドライブに入り、クルマは発進可能な状態となる。なお、アコードが採用するe:HEVシステムは、主に3つの走行モードを自動で切り替える仕組みだ。走行用モーターのみで走る「EVモード」、エンジンの力で発電した電力で走行用モーターを駆動する「ハイブリッドモード」、高速道路をクルーズする際など、エンジンの得意領域でエンジンの力を使う「エンジンモード」がある。

また、走るシーンに応じて選択できる5つのドライブモードも設定。すべてのシーンにおいてリニアで軽快な走りを楽しめる「NORMAL(ノーマル)モード」、快適性を最大限まで高める「COMFORT(コンフォート)モード」、エコドライブをアシストする「ECON(イーコン)モード」、ダイレクトで力強い走りでワインディングを楽しむ「SPORT(スポーツ)モード」を用意。加えて、新型では、ユーザーの嗜好にあったセッティングを設定できる「IDIVIDUAL(インディビジュアル)モード」も追加し、より多様なドライバーの要求に対応している。

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