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東京と大阪にある「日本橋駅」、意外に多い共通点 ニホンバシとニッポンバシ、読み方は違うが…

東洋経済オンライン / 2024年4月3日 6時30分

実は日本橋は、インバウンド向け観光バスの発着場になっており、筆者が訪れた日も、橋の上にバス待ちの外国人観光客が集まっていた。たしかに周辺には道頓堀や電気街など観光スポットがいくつかあるし、ホテルも難波を含めてたくさんあるので、この地を発着場としたようだ。

東西の「日本橋」の最近の動きは?

最近の動きとしては、まず東京の日本橋駅では、銀座線の駅のリニューアルがある。東京メトロ広報部によると、リニューアルは下町エリアと位置づけた浅草―神田間に続くもので、銀座駅や青山一丁目駅などとともに2020年に実施。ちなみに「日本橋駅は両隣の三越前、京橋駅とともに商業エリアに位置づけている」(同社)という。

大阪の日本橋駅周辺では、難波と天王寺を結ぶLRT構想がある。

難波から堺筋に出て、電気街を縦断し、新世界の近くにある阪堺電気軌道阪堺線恵美須町停留場に接続したあと、新世界や天王寺動物園の中を通って、同じ阪堺電軌の上町線天王寺駅前停留場に到達するというものだ。

この計画は、2012年に大阪府が策定した「グランドデザイン・大阪」に記されていたが、その発展形として一昨年に定められた「大阪のまちづくりグランドデザイン」では、具体的なLRT計画の記述はなく、「新たなモビリティを活用したまちづくり」の項目のひとつとして、LRTが紹介されるにとどまっている。

ただし計画を見る限り、まったくの新規路線ではなく、阪堺電軌の難波延伸という位置付けであり、整備費用は新規路線ほどにはかさまないだろう。阪堺電軌の利用者増加に寄与するのはもちろん、電気街は堺筋線日本橋駅と恵美須町駅のほぼ中間にあるので、LRTができればアクセスしやすくなりそうだ。

森口 将之:モビリティジャーナリスト

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