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OpenAI日本法人に「AWSジャパン前社長」が移籍 4月中旬開設の東京オフィスで重要任務担う?

東洋経済オンライン / 2024年4月3日 7時0分

長崎氏がOpenAIの日本法人の職務執行者に就任したのは、AWSを去った翌日の3月12日。AWS関係者によると、「長崎氏は今後についてほとんどの社員に明かしていなかったようだが、『もうすぐ日本に拠点を設けるOpenAIに移籍するのでは』という噂は立っていた」という。

AWSからは2022年、執行役員技術統括本部長を務めていた岡嵜禎氏がクラウドインフラ世界2位のマイクロソフトに移籍し、業界の注目を集めた。今回も、マイクロソフトから出資を受けるOpenAIにトップが引き抜かれる形となり、業界により大きなインパクトを与えそうだ。

なぜ長崎氏に白羽の矢?

OpenAIは、なぜ長崎氏に白羽の矢を立てたのか。前出とは別のビッグテック社員は「スモールスタートで日本に参入し、規模を拡大していったAWS時代の手腕を買われたのだろう」とみる。

一方、前出のAWS関係者は「日本のクラウドをここまで大きくした長崎氏の、『テクノロジーの民主化』という一貫した信念がいろんな人に伝わっていたのだろう」と語る。

辞任直前の3月2日、都内で開催されたAWSのユーザーグループ交流会。長崎氏がサプライズ登壇すると、参加者からは大きな歓声と拍手が送られ、社内外からの信頼の厚さをうかがわせた。

セキュリティへの不安を抱かれていたクラウドを、日本に浸透させた長崎氏。それ以上にさまざまな懸念をはらむ生成AIのフィールドでも、辣腕をふるうことができるか。

森田 宗一郎:東洋経済 記者

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