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東大生が伝授「クロスワード」頭良くなる遊び方 言葉のつながりを意識して、語彙力を高める

東洋経済オンライン / 2024年4月5日 11時40分

そのため「4文字の言葉で、前から2番目が『ン』であり、『精神』をカタカナに直すとどうなるか?」という問題になります。この場合の正解は「メンタル」になります。ほかのすべての答えは以下の通りです。

このように、クロスワードにおいて重要なのは、どんどん新しい言葉を埋めていくことで、新しいヒントを探していくことなのです。

賢くなるクロスワードの解き方

新しいヒントを使えば、前の問題に答えられるかもしれない。そして、それまでは複数個の答えが考えられる。それがこのクロスワードの面白いところなのです。逆に、クロスワードの問題というのは、複数の答えが想像できる問題があえて出題されている場合があり、そこがほかにない面白さの源泉になっているのです。

頭がよくなるクロスワードの解き方としておすすめしたいのは、「最初の段階で、どんな言葉が入る可能性があるのか、思い付くものをすべて書く」というものです。

それが答えかどうかはわからないけれど、とにかくたくさん思い付く言葉を書いてみるのです。

例えば「精神のこと」なら、精神を意味するカタカナ語はなんだろう、と考えてみて、「スピリット」「マインド」「ソウル」とたくさん書いていきます。

1つの答えを出す前に、複数の答えを考えてみるのです。そうやって複数個の答えを想像しながら、クロスワードを解いていきます。こうすることで、1つの言葉に対するいろんな解釈を考えることができます。

語彙力は、1対1で対応して覚えていくものではなく、つながっていくものです。「同じ意味の言葉」として頭の中で整理しておく必要があります。

そのほかにも、「何かを考えること」は、「想像」「夢想」「空想」「妄想」というように、たくさんの答えが考えられます。頭の中で、それらの言葉は一緒のカテゴリーとして整理したほうが、覚えやすくなるのです。

だからこそ、「この問題の答えは、これかな? これも考えられるな? どれが正解かな?」というふうに考えていくと、頭がよくなっていくというわけですね。

多くの人は、「語彙力のある人」と聞くと、多くの言葉を覚えている人を想像すると思います。そのため「記憶力が悪いから、語彙力がない」なんて嘆く人もいますよね。

言葉のつながりを理解しているかを問う

しかし、実際はそうではありません。「いかに言葉のつながりを理解しているか」という理解力を問う問題なのです。

例えば、「素晴らしいこと」を指す言葉を、みなさんはいくつ想像できるでしょうか?

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