「実はプライドが高い?」子どものメンタル育成法 12歳までの環境が大きく影響する
東洋経済オンライン / 2024年4月10日 15時0分
自己肯定感は、子どもが今後の長い人生を生きていく力、幸せになる力そのものです。どんな否定的な状況のなかでも、自己肯定感があれば、笑顔になれます。つらいことや悲しいことが起こったときにどう乗り越え、幸せを見つけていけるか、『何があっても「大丈夫。」と思える子に育つ 子どもの自己肯定感の教科書』より一部抜粋・再構成のうえ、子どもの自己肯定感を育てる方法をご紹介します。
子どももプライドをもって生きている
子どもは大人よりも両親や身の回りの大人に対して純粋です。そして、想像力がとても高いものです。
「純粋だなんて、小学校に入る前までの話ですよね」なんてことはありません。
お子さんが10歳を過ぎていようと、口答えするような年齢になろうと、まだまだ純粋で、自己肯定感が育まれる時期です。
好奇心や探究心もとても旺盛、柔軟性と適応力も、大人よりずっと高いです。だからこそ大人は「こうするべきだ」「こうしなくちゃいけない」などと決めつけず、その子のプライドを尊重し、その子自身の特性が発揮できるような見守り方をしてあげることが大切です。
お母さん、お父さんがほかの子と比べたり、決めつけたりすると自己肯定感は育まれないのです。
たとえば、お母さんに「あなたは国語が得意なのよね」といわれたとします。その通りならいいのですが、本当は違っていたとしても、ほかにもっと好きなことがあったとしても「そうなのかな」と子どもに思わせてしまう場合があります。
お母さんからすると、子どもをその気にさせるためにかけた言葉かもしれませんが、ここには、言葉でコントロールして子どもを操作する危険性が潜んでいます。
親の言葉で自分の本当の気もちにフタをしてしまう
子どもは大人が思うよりずっと、ちゃんと自分で考えています。それを言語化したり、うまく表現したりする力は大人に比べて未熟ですが、自分が望んでいることは、子ども自身がいちばんよくわかっています。そして、お母さんやお父さんが、自分に何を望んでいるかも。
大人より想像力や適応力が高いからこそ、子どもは無意識に親が望むような行動をとったり、自分の本当の気もちにフタをしてしまったりすることがあるのです。
お母さん、お父さんも自分が子どもだったころのことを思い出してみてください。すごく好きなことをやろうとして、その気になっていたのに、大人の行動や発言によって、その気もちにフタをしてしまったこと、ありませんでしたか。
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