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"数学的"に解明、「頭悪い」と思われる文章2大原因 「1行で表現」「塊」の意識だけで、書くスキル激変

東洋経済オンライン / 2024年4月11日 9時0分

そこから導き出される2つ目の問題点の解決策は、

意図的に「塊」をつくる

です。意味が近いものはあえてくっつけ、遠いものはそのまま離しておく。

この考え方を適用することで、先ほどの文章は次のようになります。

お疲れ様です。

打ち合わせの開始時間変更について、問題ありません。

明日の11時から、よろしくお願いします。

ところで、先日もらった資料についても明日詳しく聞きたいのですが、12時までお時間をいただくことは可能でしょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご検討のほどお願いします。

以上が、私の提唱する、数学的な記述法です。この記事も、ご紹介した技術を使って書かれています。

「数学的」はビジネス文章と相性抜群

私はこれまで文章術を学んだことはありません。にもかかわらず、文章が読みやすいとお褒めいただくことがこれまで何度もありました。10年以上も作家として活動できていることと無関係ではないでしょう。

「深沢さんは理系出身なのになぜ文章がお上手なのでしょうか?」

たくさんいただいたこの質問の中にきっと何か大切なことが隠れているはず。自分の文章を分析し、ついに私がたどり着いたのが、今回お話しした「数学的な記述」でした。

「数学的な記述」はビジネス文章と極めて相性が良いと断言します。ビジネス文章には、心が動かされる詩的な表現は必要ありません。伝えるべきことをわかりやすく。これがビジネス文章に求められていることであり、「数学的な記述」が得意とするところです。

「数学的な記述」にとことん反した、「余計な情報が多くて何が言いたいのかわからないうえに、最初から最後まで連続した文章」は、間違いなくとても読みにくく、ビジネス文章として不適切でしょう。

そして、そのような文章を目にしたとき、あなたはきっとこう思うはずです。

「あまり賢そうな人には思えないな」

本人の気づかないところで評価を下げてしまう。これほどもったいないことはありません。今回ご紹介した方法を、ぜひ実践してみてください。

深沢 真太郎:BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

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