若者のやる気を著しく下げる「無駄会議」ベスト3 会議はマネジメントのための道具にすぎない
東洋経済オンライン / 2024年4月12日 6時50分
「優しく接していたら、成長できないと不安を持たれる」
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
ゆるくてもダメ、ブラックはもちろんダメな時代には、どのようなマネジメントが必要なのか。このたび、経営コンサルタントとして200社以上の経営者・マネジャーを支援した実績を持つ横山信弘氏が、部下を成長させつつ、良好な関係を保つ「ちょうどよいマネジメント」を解説した『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』を出版した。
本記事では、若い社員たちのやる気を著しく下げる無駄会議のベスト3を、書籍の内容に沿って解説する。
会議中毒になっていないか?
世の中には、会議中毒の経営者やマネジャーがいる。
会議をして移動し、また会議をして移動する。新幹線や飛行機に乗って出張するのは会議のため――という人だ。そんな経営者やマネジャーを迎えるため、現場は、資料作り、事前打ち合わせ、根回しなどもする。
やがて、会議が増えすぎて人を増やし、やがてその人たちが新しい部署を作る。その部署のメンバーが「作業を効率化させたい」と問題提起をしてさらに会議をし、新しい情報システムを構築しようと検討会議が始まる……。
まさに「会議地獄」だ。
私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントだ。だから、業績が悪い会社ほど「無駄会議」が多いことを知っている。今回は、私の経験から若者のやる気を著しく下げる無駄会議「ベスト3」発表する。
現在マネジメント業務に携わる人はぜひ最後まで読んでもらいたい。
昔も今も変わらない無駄会議「ベスト3」
私は何事も、対価をもらう以上プロフェッショナルでなければならないと考えている。だからマネジャーもマネジメントにおいてプロフェッショナルであるべきだ。では、プロフェッショナルとはどんな人を指すのだろうか?
「達人」「プロフェッショナル」と呼ばれる人は、決して無駄な動きをしない。柔道、剣道、空手道――といった武道のみならず、茶道、華道、香道といった伝統芸能における三道においても無駄な動きがなく、所作が美しいことは共通している。
マネジメントの達人が組織の中に複数人いれば、業績が悪くなるはずがない。当然、無駄会議も、無駄資料も、無駄メールもなくなるはずだ。マネジメントというのは、シンプルでなければならないからだ。
私は2012年に『脱会議』という書籍を出版している。集中連載したコラムは、ひとつの記事で100万人以上がアクセスするほど注目された。しかし残念なことに、あれから10年以上たった今でも「無駄会議」は減っていない。
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