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「計算式を書かない子」がそのうち抱える問題 「計算が苦手な子」が見落としているポイント

東洋経済オンライン / 2024年4月13日 16時0分

でも、算数って、文章題であれ図形であれ、すべて計算が必要なんだよね。

だから、やっぱり計算は「正確に」「それなりのスピードで」解けるようになりたい。ある日、突然そうはならないけれど、近づくための確実な道ならあるんだよ。

◎曖昧な計算方法をしっかり確認する

塾では「計算の解き方」を教えてくれません。4年生のときに「小数」と「分数」の+ー×÷を授業で1、2回扱う程度で、そのあと宿題で出される"小数や分数の交じった長い計算”や"□の入った計算”の解き方は、教えてもらう機会がなかったでしょ?
だから、解き方があやふやな子が、実はとても多いし、それはきみのせいではないんです。

だから、計算は「おうちの人の力」を借りるべし!

おうちでできる2つのこと

やること①チームワークで打開

計算に取り組むときは、おうちの人に隣に座ってもらって、解いているところ(解いた後じゃないよ!)を見てもらおう。

「そこはカッコから先に解くんだよ」
「小数は分数に直さないと」

など、いろいろアドバイスをもらえるはず。ここで「自分はこう計算したい!」と我を通すのではなく、アドバイスに素直に耳を傾けることも大切です。

やること②毎日の計算は、雑な10問より丁寧な2問!

計算力は、我流でがむしゃらに解いてもアップしません。塾から毎日10問の計算が出されていても、雑に解いて半分以上が×ならば時間の無駄。

そういうときは、1日2問でいいから、「絶対に正解させるぞ!」という気持ちで丁寧にきちんと解くこと。スピードは意識せず、「正解させる」ほうに注力しよう。スピードアップは正確に解けるようになってからです。

ポイント!
・計算方法が合っているか、おうちの人に確認してもらおう。
・正確に解けるようになってから、スピードを求めよう。

ちなみに、お子さんは式を書いていますか?「何度言っても書かないんです……」という嘆きがドッと押し寄せてきそうです。

受験算数は、学年が上がるほど、難しくなるほど、図や式を書かないと解けない問題が増えてきます。今は書かずに解いて正解できても、書かない子たちは6年生になって、たいてい成績が下がっていきます。

さらに、今は中学入試だけでなく、大学入試をはじめ、さまざまな場面で「考え方や式」を書かせる機会がどんどん増えています。なぜなら、今の世の中は単なる正解だけでなく、「どう考えたのか」「なぜそう考えたのか」ということを、ほかの人たちに伝える力が必要とされているからです。

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