1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

説明しにくい気持ちを上手く伝える魔法の言葉 仲間の輪に入りづらい子でもスッと入れる話し方

東洋経済オンライン / 2024年4月16日 15時0分

ぼくは以前、知っている言葉がまったく通じない人と話したことがあるんです。それは北極圏に住む「イヌイット」という民族の人なんだけど、お互いにまったく言葉がわからないのに、1時間ぐらいもりあがったんだよね。

話はわからなくても、相手が笑ったらぼくも笑う、みたいなことをしたり、ぼくが飲みものを飲んだら、相手も飲んで乾杯したり……。あるいは、イヌイットの言葉を言ってもらって、それをぼくがくり返すと、相手は「ちょっとちがうな」みたいな表情で、言葉を教えてくれようとしたりね。そんなことでも十分にもりあがれたのです。

つまり、人間というのは、言葉だけで会話をしているわけではないのです。表情やあいづちのような体の表現でも、十分に会話として成り立つこともあるんです。

それには、お互いに様子をよく見て、気を合わせたり、笑顔でいることを心がけたりすることが大切だけどね。

だから、「わたしもみんなといっしょにいるよ」という雰囲気を出せば、無理に話しかけなくても大丈夫だと思いますよ。

POINT 反応を返しているだけで話には加われる

<自分の気持ちを説明したいけど、うまく言葉にできない。正しくないかもしれないし、よくわからない>

基本)「〜かもしれない」ことを思いつく限り話そう

できる!)友だちに「こういうこと?」って質問してもらったら?

これだけでもOK)「うまく言葉にできないんだけど」という前置きをして、なにかしら言えばいいと思うよ

<気持ちって、もともと伝えにくいものなんです>

気持ちって、目に見えないものですよね。ということは、形にできないものですし、言葉にするのもけっこう大変なんです。

「『悲しい』とか、『うれしい』みたいに、言葉にできるんじゃないの?」と思うかもしれないけど、きみが思っている「うれしい」と、ぼくが思っている「うれしい」が、まったく同じかといったら、ちがうよね? それに、きみが今日「うれしい」と思ったことと、1年前に思った「うれしい」も、まったく同じではないと思うんだ。

その「うれしい」のちがいを言葉で説明するとなったら、けっこう大変だよね。だから、気持ちというのは、かんたんに説明できるものではないということを、まずは覚えておいてください。

言葉足らずでも大丈夫

それでも、どうしても自分の気持ちを伝えたいときや、伝えなくてはならないときがあると思います。「悲しい」とか「うれしい」といった言葉で言い表せないようなモヤモヤした気分だったり、「うれしいけどさびしい」みたいな、2つの気持ちが混じっていたりするときは、どうやって伝えればいいのか悩むかもしれません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください