フリーランスが「無理せず信頼される」仕事術5つ 「自分がどう見られているか」がカギだ
東洋経済オンライン / 2024年4月17日 16時0分
裏方が「分かってくれよ!」と思う気持ちも分かるんですが、自分から伝えないで察してくれるのを待つのは、やってはいけないこと。裏方が説明をサボってしまったら、自分の功績が消えてしまうと思うからです。
たとえば、以前ライブのオープニング映像をつくっていたことがあります。映像にはあまり関与していないタレントが先にSNSで公開したら、功績が表に出る人だけのものになってしまう。僕はそれは違うと思うので、許可を取って同時に自分も発表するようにしていました。
裏方仕事をしている人なら分かると思いますが、本当にえげつない作業量と時間で作品はできあがります。だからこそ、自分の功績を主張したほうがいいと思うのです。
フリーランスは、どうしても「弱い立場」になりがちです。
僕は、自分から「弱い立場」に行かないように気を付けています。
たとえば、打ち合わせ中に、上司のようなスタンスでマウントを取ってくる取引先がごく稀にいます。僕が年下かつフリーランス、しかも金髪なので、自分のほうが「立場的に上」としてそういう態度をとるのです。
でも、同じプロジェクトに関わって、一緒に仕事をしているという意味では、立場は対等なはず。こういうときは、この仕事がなくなってもいいという気持ちで仕事をします。下手に出てしまってはいけません。失礼なヤツに対しては、僕も失礼な態度で対応します。なぜなら、下に見られることは僕の負担が増えることに繋がるからです。
ナメられると、「これもよろしく」「あの修正も追加で」と必要以上に作業が増えてしまう。そうなってしまった場合は、「これ以上作業が増える場合は、追加予算が必要です」と伝えます。
我慢できるギリギリのラインで働きたくないじゃないですか。どうしても言いにくいときは、「ほかの人も関わっているんです」って、「自分のわがままじゃない」スタンスで交渉することもあります。
言うべきことはちゃんと言う。これが僕のモットーです。
「謝りすぎない」ことの大切さ
③謝りすぎないようにする
また、 「謝りすぎる」ことも得策ではありません。
ミスをしたら、ちゃんと謝るのは当たり前。でも、ミスをしているか分からないにもかかわらず、責められると謝ってしまう人がいます。
悪くないのに謝ってしまうことは、自分から「責められやすい環境」をつくることに繋がるので注意が必要です。
働きやすい環境を守るために、下手に出たり反射的に謝ったりするのはやめましょう。
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