ホンダ新型「CB1000ホーネット」名車復活と変貌 ネイキッドからストリートファイターへ進化
東洋経済オンライン / 2024年4月18日 12時0分
本田技研工業(以下、ホンダ)の名車「ホーネット」が、新型モデル「CB1000ホーネット(CB1000 HORNET)」となって復活する。
【写真で見る】ついに日本でも復活!ホンダの新型「CB1000ホーネット」はどんなバイク?その全貌をチェック!
ホーネットは、昔からのバイク・ファンならご存じのとおり、1990年代中盤から2000年代前半に大ヒットした人気シリーズ。250ccや600cc、900ccといった豊富なラインナップを誇り、いずれも高性能なエンジンを幅広いライダーが扱いやすい特性に調教。アップライトなポジションなどにより、ストリートを軽快に走れることが魅力のネイキッド(カウルレス)モデル群だ。
その後継モデルといえる新型は、近年人気が高い「ストリートファイター」と呼ばれる最新のスタイルを採用。サーキット走行にも対応したフルカウルモデルとなり、2017年型「CBR1000RR」に搭載された1000cc(正確には999cc)・直列4気筒エンジンを搭載するなど、高い動力性能を持つことが注目だ。
そんな新型CB1000ホーネットを「第51回 東京モーターサイクルショー(2024年3月22~24日・東京ビッグサイト)」で取材。まだ、発売日や価格などの詳細は明らかになっていないが、現在わかる範囲で特徴などを紹介しよう。
ホンダの名車、ホーネットとは?
ホンダのホーネット・シリーズは、1996年に登場した250ccモデル「ホーネット」が元祖だ。最高出力40PSを発揮する249cc・直列4気筒エンジンには、レーシングマシン直系の「カムギア・トレーン(カムシャフトを歯車で駆動する方式)」機構採用などにより、高回転まで一気に吹け上がる心地良い加速感を実現。街中からワインディングまで軽快に走れる動力性能や軽量な車体と、当時人気のオーソドックスなネイキッド・スタイルなどで大ヒットを記録する。
その後、ホンダは、1998年に600cc(正確には599cc)・直列4気筒エンジンを搭載した「ホーネット600」を発売。2001年には、大排気量バイク・ブームの影響もあり、900cc(正確には918cc)の「CB900ホーネット」を市場投入する。大きなトピックは、当時のホンダ製スーパースポーツ「CBR900RR」の1998年モデルに搭載された900cc・直列4気筒エンジンを採用したことだ。
スーパースポーツとは、世界最高峰2輪レース「MotoGP」などで培った技術などを投入したフルカウルのスポーツバイクのことを指す。公道走行だけでなく、サーキットで競うレースなどにも対応した高性能モデルで、現在でも世界中で人気の高いジャンルのひとつ。CB900ホーネットは、そうしたハイパフォーマンスなエンジンを搭載しつつ、公道で扱いやすく、俊敏な走りも楽しめる大型ネイキッドモデルとして、幅広いユーザーから大きな支持を得た。
新型ホーネットの特徴:ストリートファイタースタイル
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